泳およぎつかれた キミははしゃいで、
眠ねむれないとつぶやいた。
「ねえ だったら探さがしに行いこう」
こっそりと部屋へやを抜ぬけだして――
終おわらない夜よる 海辺うみべに向むかい、
「星ほしの海うみで泳およごうか?」
なんてキミは笑わらって言いった。
私わたしたちに寄より添そう 午前ごぜん三さん時じの淡あわい音おとは、
カラコロと響ひびくラムネの瓶びんだったから、
思おもい出でぜんぶ閉とじこめて、
月つき灯あかりにかざし ビー玉だまのぞく。
忘わすれたくない思おもい 砂浜すなはまに書かいたけど、
波なみが文字もじをさらっていくから、
目印めじるしを探さがし そっと瓶びんに封ふうをして 祈いのりこめ、
砂すなに埋うめた。
いつからだろう 素直すなおになれた。
夏なつはそっと閉とじていき、
「ねえ 気きづいた?」
すべての星ほしがキミを見守みまもってるよ。
月つきの光ひかりや波なみの音おとを 両りょう手てですくって、
思おもい出でこぼさないよう 掌てのひらに閉とじこめたら、
耳みみに当あてた貝殻かいがらから聞きこえた、
記憶きおくの声こえと似にてる。
足音あしおと聞きこえるのは 気きのせいじゃない。
振ふり向むけば みんながいたから、
嘘うそみたいな 夜よるの音おとを集あつめ、
胸むねにしまおう。
ねえ 夏なつのタイムカプセルは
今いまもここで眠ねむる。
いつまでも...
星ほしの夜よるの願ねがい 覚おぼえておこう。
忘わすれたくない思おもい 砂浜すなはまに書かいたけど、
波なみが文字もじをさらっていくから、
目印めじるしを決きめて いつか取とりだすときの
合あい言葉ことばは――
「大好だいすきだよ」
泳oyoぎつかれたgitsukareta キミkimiははしゃいでhahasyaide、
眠nemuれないとつぶやいたrenaitotsubuyaita。
「ねえnee だったらdattara探sagaしにshini行iこうkou」
こっそりとkossorito部屋heyaをwo抜nuけだしてkedashite――
終oわらないwaranai夜yoru 海辺umibeにni向muかいkai、
「星hoshiのno海umiでde泳oyoごうかgouka?」
なんてnanteキミkimiはha笑waraってtte言iったtta。
私watashiたちにtachini寄yoりri添soうu 午前gozen三san時jiのno淡awaいi音otoはha、
カラコロkarakoroとto響hibiくkuラムネramuneのno瓶binだったからdattakara、
思omoいi出deぜんぶzenbu閉toじこめてjikomete、
月tsuki灯akaりにかざしrinikazashi ビbiー玉damaのぞくnozoku。
忘wasuれたくないretakunai思omoいi 砂浜sunahamaにni書kaいたけどitakedo、
波namiがga文字mojiをさらっていくからwosaratteikukara、
目印mejirushiをwo探sagaしshi そっとsotto瓶binにni封fuuをしてwoshite 祈inoりこめrikome、
砂sunaにni埋uめたmeta。
いつからだろうitsukaradarou 素直sunaoになれたninareta。
夏natsuはそっとhasotto閉toじていきjiteiki、
「ねえnee 気kiづいたduita?」
すべてのsubeteno星hoshiがgaキミkimiをwo見守mimamoってるよtteruyo。
月tsukiのno光hikariやya波namiのno音otoをwo 両ryou手teですくってdesukutte、
思omoいi出deこぼさないようkobosanaiyou 掌tenohiraにni閉toじこめたらjikometara、
耳mimiにni当aてたteta貝殻kaigaraからkara聞kiこえたkoeta、
記憶kiokuのno声koeとto似niてるteru。
足音ashioto聞kiこえるのはkoerunoha 気kiのせいじゃないnoseijanai。
振fuりri向muけばkeba みんながいたからminnagaitakara、
嘘usoみたいなmitaina 夜yoruのno音otoをwo集atsuめme、
胸muneにしまおうnishimaou。
ねえnee 夏natsuのnoタイムカプセルtaimukapuseruはha
今imaもここでmokokode眠nemuるru。
いつまでもitsumademo...
星hoshiのno夜yoruのno願negaいi 覚oboえておこうeteokou。
忘wasuれたくないretakunai思omoいi 砂浜sunahamaにni書kaいたけどitakedo、
波namiがga文字mojiをさらっていくからwosaratteikukara、
目印mejirushiをwo決kiめてmete いつかitsuka取toりだすときのridasutokino
合aいi言葉kotobaはha――
「大好daisuきだよkidayo」