冬岬 歌詞 花咲ゆき美 ふりがな付

冬ふゆの夕日ゆうひが 海うみに沈しずむ時とき
だるまみたいに 見みえるから
だるま夕日ゆうひと… 呼よばれるの

あの日ひと同おなじ… 冬ふゆ岬みさき
想おもい出でを 辿たどる旅たびです
別わかれても 好すきよと 叫さけぶ声こえ
潮風かぜに 千切ちぎれる
落おちて行ゆく 燃もえながら
ふたつの太陽たいようが
重かさなって 消きえてゆく 尽つきてゆく… 冬ふゆの海うみ

涙なみだも凍こおる… 冬ふゆ岬みさき
この心こころ 帰かえるあてなく
あのひとに すべてを 投なげ出だして
生いきてきたのに
抱だかれても 寒さむいだけ
ふたりの運命うんめいが
溶とかされて この命いのち 尽つきてゆく…冬ふゆの海うみ

春はるならそこに… 冬ふゆ岬みさき
待まつことも 生いきることです
この足あしを 引ひきずり 辿たどりつく
白しろい 砂浜すなはま
何処どこまでも ついて来くる
ふたつの太陽たいようが
揺ゆれながら 燃もえさかる 尽つきてゆく… 冬ふゆの海うみ