蛍火挽歌 ～令和～ 歌詞 五十川ゆき ふりがな付

女おんなをこんなに 惚ほれさせて
手柄てがら話ばなしに する気きでしょうか
今夜こんやも夜通よどおし 待またせては
どこかで悪わるさを してるでしょうか
もしも蛍ほたるに なれたなら
あなたを捜さがしに 飛とんで行ゆく
迷まよわないよに 灯ひを点ともし
捜さがし続つづける 夜明よあけまで
ホーホーホー 蛍ほたるは女おんなの 流ながれ星ぼし

私わたしは命いのちを 賭かけたのに
恋こいの遊あそびの 一ひとつでしょうか
あれきり音沙汰おとさた ないなんて
心こころが移うつった 印しるしでしょうか
浮うかれ蝶々ちょうちょが 話はなしてた
うわさを頼たよりに 飛とんで行ゆく
苦にがい夜露よつゆを 呑のみながら
夜よるの盛さかり場ば 軒伝のきづたい
ホーホーホー 蛍ほたるは女おんなの 流ながれ星ぼし

もしも蛍ほたるに なれたなら
あなたを捜さがしに 飛とんで行ゆく
力尽ちからつきたら 露草つゆくさの
陰かげで死しんでも かまわない
ホーホーホー 蛍ほたるは女おんなの 流ながれ星ぼし