ちぎれた縁えにしの 細糸ほそいとを
ひとり手繰たぐって 丹後たんごを越こえた
忘わすれられない うなじの白しろさ
湯ゆの香恋かこいしい 城崎きのさきは
あの日ひと同おんなじ しぐれ月づき
あなたの知しらない 傷きずばかり
どうか忘わすれて 欲ほしいと泣ないた
摘つんで帰かえれぬ いで湯ゆの花はなよ
何処どこにいるのか あの女ひとの
吐息といきのような しぐれ月づき
かなわぬ願ねがいの 儚はかなさを
知しって揺ゆれるか 川端柳かわばたやなぎ
逢あえるものなら 夢ゆめでもいいと
思慕おもいつなげる 城崎きのさきは
未練みれんに霞かすんだ しぐれ月づき
ちぎれたchigireta縁enishiのno 細糸hosoitoをwo
ひとりhitori手繰taguってtte 丹後tangoをwo越koえたeta
忘wasuれられないrerarenai うなじのunajino白shiroさsa
湯yuのno香恋kakoiしいshii 城崎kinosakiはha
あのano日hiとto同onnaじji しぐれshigure月duki
あなたのanatano知shiらないranai 傷kizuばかりbakari
どうかdouka忘wasuれてrete 欲hoしいとshiito泣naいたita
摘tsuんでnde帰kaeれぬrenu いでide湯yuのno花hanaよyo
何処dokoにいるのかniirunoka あのano女hitoのno
吐息toikiのようなnoyouna しぐれshigure月duki
かなわぬkanawanu願negaいのino 儚hakanaさをsawo
知shiってtte揺yuれるかreruka 川端柳kawabatayanagi
逢aえるものならerumononara 夢yumeでもいいとdemoiito
思慕omoいつなげるitsunageru 城崎kinosakiはha
未練mirenにni霞kasuんだnda しぐれshigure月duki