どこへ行ゆけども何なにも分わからないし
例たとえばコンビニで、
例たとえば明日あしたの朝食ちょうしょく
家いえに置おき去ざりのパンは
乾かわいて固かたくなってる
いつか買かったジャム瓶びん、
開あける気きにもなれない
貴方あなた好ごのみに暮くらせないし日々ひび夢ゆめも見みないし
体からだの外そとに出でても風景ふうけいが一ひとつ死しんで終おわり
鈍行どんこうの風かぜが頬ほほを撫なでる、産毛うぶげが揺ゆれる
交まじわった水みずが少すこし濁にごる、柔やわらかくなる
呆あきれるほどの不ふ出来できと
愛あいしたくなるような不器用ぶきようさを
兼かね備そなえた人ひとよ、どうか優やさしいままで
粗あらめいた解像かいぞう度どの jpeg から私わたし、
宇宙うちゅうまで創つくってみせたのに
いつまで経たって頭ず蓋がい骨こつで膨張ぼうちょうを止とめてる
深夜しんや目めを閉とじられなくなってからの
会話かいわ、対話たいわ、仔細しさいで曖昧あいまいなシミュレートプログラム
「『』を一番いちばん愛あいしてる」
甘あまい言葉ことば通どおりに手ての鳴なる方ほうに
明あかるい朝日あさひが差さし込こむだろうと
甘あまったれたお願ねがいみたいな
希望きぼうの容かたちは鏡かがみと同おなじで
体からだと頭あたまは切きり離はなせないし、でもそんな感かんじ
息いきしてもいいんだっけ、
ここは酸素さんそが薄うすいような
鈍行どんこうの風かぜが頬ほほを撫なでる、産毛うぶげが揺ゆれる
交まじわった水みずが少すこし濁にごって柔やわらかくなって
ずっと壁かべが今いまも迫せまる、迫せまるまま生いきる
死しに終おわった展望てんぼうが今いまも見みえる、
鮮あざやかに見みえる
呆あきれるほどの不ふ出来できと
愛あいしたくなるような不器用ぶきようさと
胸むねを覆おおう不安ふあんと不得手ふえて故ゆえの不協和音ふきょうわおんを
苦くるしみさえも古傷ふるきずが痛いたんでも
君きみよ、どうか優やさしいままで
貴方あなたもどうか、
どこへdokohe行yuけどもkedomo何naniもmo分waからないしkaranaishi
例tatoえばebaコンビニkonbiniでde、
例tatoえばeba明日ashitaのno朝食chousyoku
家ieにni置oきki去zaりのrinoパンpanはha
乾kawaいてite固kataくなってるkunatteru
いつかitsuka買kaったttaジャムjamu瓶bin、
開aけるkeru気kiにもなれないnimonarenai
貴方anata好gonoみにmini暮kuらせないしrasenaishi日々hibi夢yumeもmo見miないしnaishi
体karadaのno外sotoにni出deてもtemo風景fuukeiがga一hitoつtsu死shiんでnde終oわりwari
鈍行donkouのno風kazeがga頬hohoをwo撫naでるderu、産毛ubugeがga揺yuれるreru
交majiわったwatta水mizuがga少sukoしshi濁nigoるru、柔yawaらかくなるrakakunaru
呆akiれるほどのreruhodono不fu出来dekiとto
愛aiしたくなるようなshitakunaruyouna不器用bukiyouさをsawo
兼kaねne備sonaえたeta人hitoよyo、どうかdouka優yasaしいままでshiimamade
粗araめいたmeita解像kaizou度doのno jpeg からkara私watashi、
宇宙uchuuまでmade創tsukuってみせたのにttemisetanoni
いつまでitsumade経taってtte頭zu蓋gai骨kotsuでde膨張bouchouをwo止toめてるmeteru
深夜shinya目meをwo閉toじられなくなってからのjirarenakunattekarano
会話kaiwa、対話taiwa、仔細shisaiでde曖昧aimaiなnaシミュレshimyureートプログラムtopuroguramu
「『』をwo一番ichiban愛aiしてるshiteru」
甘amaいi言葉kotoba通dooりにrini手teのno鳴naるru方houにni
明akaるいrui朝日asahiがga差saしshi込koむだろうとmudarouto
甘amaったれたおttaretao願negaいみたいなimitaina
希望kibouのno容katachiはha鏡kagamiとto同onaじでjide
体karadaとto頭atamaはha切kiりri離hanaせないしsenaishi、でもそんなdemosonna感kanじji
息ikiしてもいいんだっけshitemoiindakke、
ここはkokoha酸素sansoがga薄usuいようなiyouna
鈍行donkouのno風kazeがga頬hohoをwo撫naでるderu、産毛ubugeがga揺yuれるreru
交majiわったwatta水mizuがga少sukoしshi濁nigoってtte柔yawaらかくなってrakakunatte
ずっとzutto壁kabeがga今imaもmo迫semaるru、迫semaるままrumama生iきるkiru
死shiにni終oわったwatta展望tenbouがga今imaもmo見miえるeru、
鮮azaやかにyakani見miえるeru
呆akiれるほどのreruhodono不fu出来dekiとto
愛aiしたくなるようなshitakunaruyouna不器用bukiyouさとsato
胸muneをwo覆ooうu不安fuanとto不得手fuete故yueのno不協和音fukyouwaonをwo
苦kuruしみさえもshimisaemo古傷furukizuがga痛itaんでもndemo
君kimiよyo、どうかdouka優yasaしいままでshiimamade
貴方anataもどうかmodouka、