古ふるびた背広せびろの 男おとこがひとり
苦労くろうが滲にじんだ 女おんながひとり
最終さいしゅうフェリーは 今いま出航でたばかり
年齢としも名前なまえも 知しらない同士どうし
ふたり飲のんでる… 海峡かいきょうみなと
女おんなは見みている 指環ゆびわの迹あとを
男おとこは飲のみ干ほす 無口むくちな酒さけを
酔よったらポツポツ 身みの上うえばなし
流ながれ浮うき藻もと さすらい鴎かもめ
何故なぜかやすらぐ… 海峡かいきょうみなと
遠とおくの海鳴うみなり 聴きいてる男おとこ
始発しはつの時間じかんを 気きにする女おんな
こころが寄より添そう 朝焼あさやけの町まち
旅たびをしようか このままふたり
そっと眸めをみる… 海峡かいきょうみなと
古furuびたbita背広sebiroのno 男otokoがひとりgahitori
苦労kurouがga滲nijiんだnda 女onnaがひとりgahitori
最終saisyuuフェリferiーはha 今ima出航deたばかりtabakari
年齢toshiもmo名前namaeもmo 知shiらないranai同士doushi
ふたりfutari飲noんでるnderu… 海峡kaikyouみなとminato
女onnaはha見miているteiru 指環yubiwaのno迹atoをwo
男otokoはha飲noみmi干hoすsu 無口mukuchiなna酒sakeをwo
酔yoったらttaraポツポツpotsupotsu 身miのno上ueばなしbanashi
流nagaれre浮uきki藻moとto さすらいsasurai鴎kamome
何故nazeかやすらぐkayasuragu… 海峡kaikyouみなとminato
遠tooくのkuno海鳴uminaりri 聴kiいてるiteru男otoko
始発shihatsuのno時間jikanをwo 気kiにするnisuru女onna
こころがkokoroga寄yoりri添soうu 朝焼asayaけのkeno町machi
旅tabiをしようかwoshiyouka このままふたりkonomamafutari
そっとsotto眸meをみるwomiru… 海峡kaikyouみなとminato