よみ:はるしぐれ
春時雨 歌詞
-
己龍
- 2018.3.7 リリース
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未いまだに暁あかつきを覚おぼえずに微睡まどろみの中なか
ぽつりぽつりがしとしとへ移うつろう虚うつろ
褪あせ行いく時ときの中なか ただ立たち止どまり蹲うずくまる
眼裏まなうらの冷つめたい闇やみは優やさしい嘘うそ
生いきず死しなず 彷徨さまようでもなく
漂ただよう稀薄きはく 此処ここに在あらず 何処どこ 其処そこ 彼処かしこ
生いきるままに死しに殻がらとなるか
其その滓かすを焼くべ 死ししても生いき 嘘うそを喰くらうか
己おのが心こころの内うち 撫なで回まわすのは
救すくいを着飾きかざりて巣食すくう己おのが餓鬼がき
群むらがり祀まつり上あげ貪むさぼり尽つくされるだけ
此これは「夢ゆめ」か「現うつつ」か…
御覧ごらん遊あそばせ
死出しでの旅たびへ 其その背せを押おすのは
共ともに散ちり行いく薄紅色うすべにいろ 数多あまたの命いのち
志こころざせば纏まとわり付つくのは落葉らくようの蜜みつ
私語ささめを掻かき消けしたざわめき
音おとも無なく散ちる命いのち飾かざる音おと
声こえ無なき雨あめの唄うた 弔とむらいの餞はなむけとして
喰くらい飲のみ込こむ優やさしい嘘うそ
今宵こよいもまた朧おぼろに隠かくれて毟むしり取とられる
其その腕かいなを払はらえぬ脆弱ぜいじゃく
生いきぬままに死しに様ざまを選えらぶ 晒さらすは不様ぶざま
目まなこ擦こすれど暁あかつきは遠とおく
痛いたみに咽むせび泣ないて喘あえぎ置おき去ざりにされ
過すぎ去さりし遥はるか彼方かなた
紛まがい物ものの優やさしさが瞼まぶたを落おとす
冷つめたい眠ねむりへ誘さそう
「春はる時雨しぐれ」
ぽつりぽつりがしとしとへ移うつろう虚うつろ
褪あせ行いく時ときの中なか ただ立たち止どまり蹲うずくまる
眼裏まなうらの冷つめたい闇やみは優やさしい嘘うそ
生いきず死しなず 彷徨さまようでもなく
漂ただよう稀薄きはく 此処ここに在あらず 何処どこ 其処そこ 彼処かしこ
生いきるままに死しに殻がらとなるか
其その滓かすを焼くべ 死ししても生いき 嘘うそを喰くらうか
己おのが心こころの内うち 撫なで回まわすのは
救すくいを着飾きかざりて巣食すくう己おのが餓鬼がき
群むらがり祀まつり上あげ貪むさぼり尽つくされるだけ
此これは「夢ゆめ」か「現うつつ」か…
御覧ごらん遊あそばせ
死出しでの旅たびへ 其その背せを押おすのは
共ともに散ちり行いく薄紅色うすべにいろ 数多あまたの命いのち
志こころざせば纏まとわり付つくのは落葉らくようの蜜みつ
私語ささめを掻かき消けしたざわめき
音おとも無なく散ちる命いのち飾かざる音おと
声こえ無なき雨あめの唄うた 弔とむらいの餞はなむけとして
喰くらい飲のみ込こむ優やさしい嘘うそ
今宵こよいもまた朧おぼろに隠かくれて毟むしり取とられる
其その腕かいなを払はらえぬ脆弱ぜいじゃく
生いきぬままに死しに様ざまを選えらぶ 晒さらすは不様ぶざま
目まなこ擦こすれど暁あかつきは遠とおく
痛いたみに咽むせび泣ないて喘あえぎ置おき去ざりにされ
過すぎ去さりし遥はるか彼方かなた
紛まがい物ものの優やさしさが瞼まぶたを落おとす
冷つめたい眠ねむりへ誘さそう
「春はる時雨しぐれ」