窓まどから月つきが見みえる夜よる
なにもない夜よる
君きみになんて話はなせばいい
時間じかんは過すぎる
「遠とおくまで行いこうよ」
黙だまり込こむ二人ふたり
それでも青あおい鳥とりは
そこにはいない
花束はなたばも枯かれそうな
潮風しおかぜの中なか 二人ふたりは何なにを
なくしたのだろう
波なみの音おとで 彼女かのじょの声こえは
かき消けされて
防波堤ぼうはていの影かげに腰こしおろす二人ふたり
せめて波なみは私わたしの味方みかたでいてよ
変かわらずにいれたなら
誰だれも背中せなかを押おしてくれるな
淡あわい夜よるだ 波なみの音おとで
彼女かのじょの言葉ことばはかき消けされ
二人ふたりはどこへも行いけないのか
窓madoからkara月tsukiがga見miえるeru夜yoru
なにもないnanimonai夜yoru
君kimiになんてninante話hanaせばいいsebaii
時間jikanはha過suぎるgiru
「遠tooくまでkumade行iこうよkouyo」
黙damaりri込koむmu二人futari
それでもsoredemo青aoいi鳥toriはha
そこにはいないsokonihainai
花束hanatabaもmo枯kaれそうなresouna
潮風shiokazeのno中naka 二人futariはha何naniをwo
なくしたのだろうnakushitanodarou
波namiのno音otoでde 彼女kanojoのno声koeはha
かきkaki消keされてsarete
防波堤bouhateiのno影kageにni腰koshiおろすorosu二人futari
せめてsemete波namiはha私watashiのno味方mikataでいてよdeiteyo
変kaわらずにいれたならwarazuniiretanara
誰dareもmo背中senakaをwo押oしてくれるなshitekureruna
淡awaいi夜yoruだda 波namiのno音otoでde
彼女kanojoのno言葉kotobaはかきhakaki消keされsare
二人futariはどこへもhadokohemo行iけないのかkenainoka