棘とげある噂うわさに 泣なかされて
逃のがれて来きました あの町まちを
離はなれない 離はなれない 何なにがあろうとも
運命さだめあずける ふたり舟ぶね
渡わたる城沼じょうぬま 尾曳おびきの渡わたし
あなたにすべてを 捨すてさせて
今いまさら詫わびても 遅おそすぎる
戻もどれない 戻もどれない 二度にどとふるさとへ
赤あかいつつじの 花はなびらが
揺ゆれて涙なみだの 尾曳おびきの渡わたし
川風かわかぜ 水鳥みずどり 水みずしぶき
脅おびえてあなたに すがりつく
はぐれずに はぐれずに ふたりどこまでも
夢ゆめの岸辺きしべは ありますか
命いのちひとつの 尾曳おびきの渡わたし
棘togeあるaru噂uwasaにni 泣naかされてkasarete
逃nogaれてrete来kiましたmashita あのano町machiをwo
離hanaれないrenai 離hanaれないrenai 何naniがあろうともgaaroutomo
運命sadameあずけるazukeru ふたりfutari舟bune
渡wataるru城沼jounuma 尾曳obikiのno渡wataしshi
あなたにすべてをanatanisubetewo 捨suてさせてtesasete
今imaさらsara詫waびてもbitemo 遅osoすぎるsugiru
戻modoれないrenai 戻modoれないrenai 二度nidoとふるさとへtofurusatohe
赤akaいつつじのitsutsujino 花hanaびらがbiraga
揺yuれてrete涙namidaのno 尾曳obikiのno渡wataしshi
川風kawakaze 水鳥mizudori 水mizuしぶきshibuki
脅obiえてあなたにeteanatani すがりつくsugaritsuku
はぐれずにhagurezuni はぐれずにhagurezuni ふたりどこまでもfutaridokomademo
夢yumeのno岸辺kishibeはha ありますかarimasuka
命inochiひとつのhitotsuno 尾曳obikiのno渡wataしshi