もの忘れ 歌詞 新田晃也 ふりがな付

近頃ちかごろめっきり もの忘わすれ
どうしてこの場所ばしょ 俺おれはいる
薬くすりは飲のんだか 飲のまなかったか
昨日きのうの約束やくそく ぽとりと落おちる
こんな俺おれにも 懐なつかしい
あの顔かおこの顔かお あんちくしょう
元気げんきでいるか 変かわりはないか
あかねの空そらに 声こえかける

あんまり世よの中なか 気きぜわしく
忘わすれてしまえと 追おい立たてる
それでも昔むかしが 遠とおのくほどに
想おもい出でばかりが くっきり浮うかぶ
惚ほれた女おんなを 待まっていた
雨降あめふる街角まちかど 傘かさもなく
覚おぼえているか 幸しあわせだろか
あかねの空そらを 見みているか

話はなしの合あわない 息子むすこたち
娘むすめのおしゃれは わからない
時代じだいの流ながれを 嘆なげきはしない
親子おやこは一生いっしょう つきあいだから
おまえ生うまれて 灯ひがともり
誰だれより誰だれより 可愛かわいくて
忘わすれるものか 生いきてるかぎり
あかねの空そらの 果はてまでも