谷川岳たにがわだけから 吹ふく風かぜよりも
心こころに沁しみます 送おくり風かぜ
私わたしをこんなに 惚ほれさせといて
次つぎの逢瀬おうせも 言いわずに帰かえる
なみだ堪こらえる みなかみの宿やど
日ひ暮ぐれりゃ月夜野つきよの 舞まい飛とぶ蛍ほたる
灯あかりをともして この胸むねに
どんなに遠とおくに 離はなれていても
あなたひとりを 守まもって生いきる
さだめ哀かなしい みなかみの宿やど
男おとこはいつでも 浅瀬あさせを歩あるく
女おんなは深ふかみで 溺おぼれるの
ふたりで渡わたった 笹笛ささぶえ橋ばしよ
憎にくいひとでも あなたがすべて
瀬音せおと切せつない みなかみの宿やど
谷川岳tanigawadakeからkara 吹fuくku風kazeよりもyorimo
心kokoroにni沁shiみますmimasu 送okuりri風kaze
私watashiをこんなにwokonnani 惚hoれさせといてresasetoite
次tsugiのno逢瀬ouseもmo 言iわずにwazuni帰kaeるru
なみだnamida堪koraえるeru みなかみのminakamino宿yado
日hi暮guれりゃrerya月夜野tsukiyono 舞maいi飛toぶbu蛍hotaru
灯akaりをともしてriwotomoshite このkono胸muneにni
どんなにdonnani遠tooくにkuni 離hanaれていてもreteitemo
あなたひとりをanatahitoriwo 守mamoってtte生iきるkiru
さだめsadame哀kanaしいshii みなかみのminakamino宿yado
男otokoはいつでもhaitsudemo 浅瀬asaseをwo歩aruくku
女onnaはha深fukaみでmide 溺oboれるのreruno
ふたりでfutaride渡wataったtta 笹笛sasabue橋bashiよyo
憎nikuいひとでもihitodemo あなたがすべてanatagasubete
瀬音seoto切setsuないnai みなかみのminakamino宿yado