汽笛きてき鳴なるたび この身みに沁しみて
胸むねが痛いたいの 辛つらいから
ひとり残のこして 離はなれる船ふねを
そっと見送みおくり やるせない
あなた さよなら
北きたの海峡かいきょう わかれ宿やど
窓まどの向むこうに 鴎かもめの声こえが
啼ないているのか 哀かなしげに
未練みれんごころで 後あと追おうよりも
尽つくし足たりなさ 悔くやみます
あなた さよなら
北きたの海峡かいきょう わかれ宿やど
何なにで迷まようの 諦あきらめながら
涙なみだ隠かくして 見上みあげれば
秋あきの夜空よぞらに 流ながれる星ほしが
波なみの彼方かなたに 消きえてゆく
あなた さよなら
北きたの海峡かいきょう わかれ宿やど
汽笛kiteki鳴naるたびrutabi このkono身miにni沁shiみてmite
胸muneがga痛itaいのino 辛tsuraいからikara
ひとりhitori残nokoしてshite 離hanaれるreru船funeをwo
そっとsotto見送miokuりri やるせないyarusenai
あなたanata さよならsayonara
北kitaのno海峡kaikyou わかれwakare宿yado
窓madoのno向muこうにkouni 鴎kamomeのno声koeがga
啼naいているのかiteirunoka 哀kanaしげにshigeni
未練mirenごころでgokorode 後ato追oうよりもuyorimo
尽tsuくしkushi足taりなさrinasa 悔kuやみますyamimasu
あなたanata さよならsayonara
北kitaのno海峡kaikyou わかれwakare宿yado
何naniでde迷mayoうのuno 諦akiraめながらmenagara
涙namida隠kakuしてshite 見上miaげればgereba
秋akiのno夜空yozoraにni 流nagaれるreru星hoshiがga
波namiのno彼方kanataにni 消kiえてゆくeteyuku
あなたanata さよならsayonara
北kitaのno海峡kaikyou わかれwakare宿yado