パインドロップ 歌詞 三月のパンタシア ふりがな付

朧おぼろげなあなたの瞳ひとみ
海うみのように深ふかい色いろ その奥おくに隠かくしてる

あなたの秘密ひみつに手てを伸のばすほど
指先ゆびさきに乾かわいた嫉妬しっとが滲にじんでく

声こえにできなくて鍵盤けんばんかき鳴ならすの
口くちの中なか響ひびく甘あまく激はげしい音色ねいろを
なんてきらびやかで虚むなしい旋律せんりつだろう
あぁ パインドロップ 溶とけてく
今日きょうものみ下くだすしかできずに

あふれだす 痛いたみばかりが
ぽっかりと空あいた穴あな 舌先したさきでそっとなぞる

あなたに傷きずをつけてみたい
その白しろい肌はだに爪つめを立たてるの

そんなこと もちろんできやしないけれど
どんな形かたちでもいい 「私わたし」を残のこしたいよ
なんて思おもいながら笑顔えがおつくってみせる
あぁ パインドロップ 噛かみ砕くだく

敷しかれたレール いっそ 壊こわしてしまえたら…

声こえにできなくて鍵盤けんばんかき鳴ならした
暴あばれるメロディ 今日きょうもひとり叩たたく
でもね 決きめたんだ 失うしなうと知しってても
あぁ 届とどけてみたいんだよ
パインドロップ 溶とけたら
一粒ひとつぶの勇気ゆうきに変かえて