幸せのすきま 歌詞 森山良子 ふりがな付

雨あめの夜よるに まぶたを閉とじれば
幸しあわせの隙間すきまが 見みえてくる
たよりなさに お酒さけを含ふくめば
忘わすれていた思おもい出でが うずき出だす
"女おんなはみな 幸しあわせ上手じょうず
相手あいてしだいで たちまち変かわるわ"
窓まどガラスに 浮うかぶ私わたしに
つぶやいたけれど
できるのなら あの人ひとの夢ゆめに
ためらわず飛とび込こんで暮くらしたかった

過すぎた日々ひびは サイレント喜劇きげき
泣なき笑わらいして 私わたしが踊おどる
月日つきひ越ごしに 眺ながめる昔むかしは
悲かなしみほど美うつくしい 知しらん顔かお
"女おんなはみな サヨナラ上手じょうず
ひと足先あしさきに 大人おとなになれるわ"
セピア色いろの 写真しゃしんを指ゆびで
はじいて言いったけど
できるのなら あの人ひとの腕うでに
人生じんせいを投なげ出だしてしまいたかった

"女おんなはみな あきらめ上手じょうず
ワイン飲のむように 昔むかしに酔よえるわ"
闇やみにひとり ステップ踏ふんで
おどけてみたけど
できるのなら あの人ひとの腕うでに
人生じんせいを投なげ出だしてしまいたかった