知覧ちらんのお母かあさん泣なかないで。 僕達ぼくたちが行いかなければ、
この戦争せんそうは勝かてないんだ。でもきっと帰かえってくる
蛍ほたるになってでも…そう言いってあの子こ達たちは、
沖縄おきなわの空そらに飛とび立たっていったのです…。
花はなの蕾つぼみが 見みた夢ゆめは
七しち度たび空ぞらを 血ちに染そめて
死しんで見みせます お母かあさん
ああ お母かあさん
会あうは九く段だんの 花はなのかげ
その晩ばん、庭にわへ、尾おを引ひくような淡あわい光ひかりが…
アーッ、やっぱりあの子こだ…。
会あいに来きたのに 違ちがいない
蛍ほたるが見みえた おばさんと
呼よんでいる様ように 泣なく様ように
ああ 泣なく様ように
草くさの葉末はずえの 露つゆの上うえ
あれから、もう何十年なんじゅうねん経たったでしょう。でも嬉うれしい
沖縄おきなわの空そらへ散ちった千三せんぞう十六じゅうろく人にんの子供達こどもたちを祀まつった
観音様かんのんさまが出来できたのです。この命いのち…
子供達こどもたちの供養くように捧ささげていきとうございます。
君きみの霊みたまよ 安やすらけく
眠ねむらせ給たまえと 老おいの身みの
杖つえにすがって 今日きょうもゆく
ああ 今日きょうもゆく
知覧ちらん観音かんのん ただ涙なみだ
知覧chiranのおnoo母kaaさんsan泣naかないでkanaide。 僕達bokutachiがga行iかなければkanakereba、
このkono戦争sensouはha勝kaてないんだtenainda。でもきっとdemokitto帰kaeってくるttekuru
蛍hotaruになってでもninattedemo…そうsou言iってあのtteano子ko達tachiはha、
沖縄okinawaのno空soraにni飛toびbi立taっていったのですtteittanodesu…。
花hanaのno蕾tsubomiがga 見miたta夢yumeはha
七shichi度taびbi空zoraをwo 血chiにni染soめてmete
死shiんでnde見miせますsemasu おo母kaaさんsan
ああaa おo母kaaさんsan
会aうはuha九ku段danのno 花hanaのかげnokage
そのsono晩ban、庭niwaへhe、尾oをwo引hiくようなkuyouna淡awaいi光hikariがga…
アaーッxtu、やっぱりあのyappariano子koだda…。
会aいにini来kiたのにtanoni 違chigaいないinai
蛍hotaruがga見miえたeta おばさんとobasanto
呼yoんでいるndeiru様youにni 泣naくku様youにni
ああaa 泣naくku様youにni
草kusaのno葉末hazueのno 露tsuyuのno上ue
あれからarekara、もうmou何十年nanjuunen経taったでしょうttadesyou。でもdemo嬉ureしいshii
沖縄okinawaのno空soraへhe散chiったtta千三senzou十六juuroku人ninのno子供達kodomotachiをwo祀matsuったtta
観音様kannonsamaがga出来dekiたのですtanodesu。このkono命inochi…
子供達kodomotachiのno供養kuyouにni捧sasaげていきとうございますgeteikitougozaimasu。
君kimiのno霊mitamaよyo 安yasuらけくrakeku
眠nemuらせrase給tamaえとeto 老oいのino身miのno
杖tsueにすがってnisugatte 今日kyouもゆくmoyuku
ああaa 今日kyouもゆくmoyuku
知覧chiran観音kannon ただtada涙namida