傷きずついてなんかない
幼稚ようちなお芝居しばい
この幕間まくあいが終おわらなければ
なんて思おもうんだ
手当てあたりばったり次第しだい
目めについたものを蒐集あつめた
寂さびしくもならないように
ああこのままそっと
客電きゃくでんを灯ともして
誘さそい出だすのさ
この幽かくり世よから出だして
重おもくなった肉にくも
眼前がんぜんの極光きょっこうも
疎うとましいほど
でも愛あいしてる
どうせなら どうせなら
泣なき出だしてしまいたかった
貴方あなたの前まえで風邪かぜを拗こじらせて
拗こじらせて
どうせなら どうせなら
この興きょうざめな学芸会がくげいかいも
日ひが沈しずむまま鳴なき声ごえ殺ころして
最後さいごまで演えんじよう
こんなはずじゃなかったと
悔くやみたくても
書かき殴なぐったシナリオは
床ゆかで薄うすさを競きそってる
食前しょくぜん食後しょくごに水みずまたはお湯ゆで
かまずに飲のみ込こんだ錠剤じょうざい
ベッドに突つき刺ささる脳下垂体のうかすいたい
どうせなら どうせなら
泣なき出だしてしまいたかった
涙なみだ一ひとつも演えんじられずに棒ぼうのようだ
どうせなら どうせなら
その藪やぶからな急展開きゅうてんかいも
あなたのそばがいいなんて
言葉ことばに踊おどる阿呆あほ
この三千世界さんぜんせかいの賽さいの河原かわらで踊おどりたくとも
夜よるに投なげた網あみが拗こじれる
こんなにも こんなにも 溢あふれんばかりの六ろく等とう星せいに
身みを焼やかれても蝕むしばまれた身体からだは重おもいまんま
どうとでも どうとでも 思おもうがまま石いしをぶつければいいさ
東ひがしへ向むかえ 朝あさになっても最後さいごまで演えんじよう
傷kizuついてなんかないtsuitenankanai
幼稚youchiなおnao芝居shibai
このkono幕間makuaiがga終oわらなければwaranakereba
なんてnante思omoうんだunda
手当teaたりばったりtaribattari次第shidai
目meについたものをnitsuitamonowo蒐集atsuめたmeta
寂sabiしくもならないようにshikumonaranaiyouni
ああこのままそっとaakonomamasotto
客電kyakudenをwo灯tomoしてshite
誘sasoいi出daすのさsunosa
このkono幽kakuri世yoからkara出daしてshite
重omoくなったkunatta肉nikuもmo
眼前ganzenのno極光kyokkouもmo
疎utoましいほどmashiihodo
でもdemo愛aiしてるshiteru
どうせならdousenara どうせならdousenara
泣naきki出daしてしまいたかったshiteshimaitakatta
貴方anataのno前maeでde風邪kazeをwo拗kojiらせてrasete
拗kojiらせてrasete
どうせならdousenara どうせならdousenara
このkono興kyouざめなzamena学芸会gakugeikaiもmo
日hiがga沈shizuむままmumama鳴naきki声goe殺koroしてshite
最後saigoまでmade演enじようjiyou
こんなはずじゃなかったとkonnahazujanakattato
悔kuやみたくてもyamitakutemo
書kaきki殴naguったttaシナリオshinarioはha
床yukaでde薄usuさをsawo競kisoってるtteru
食前syokuzen食後syokugoにni水mizuまたはおmatahao湯yuでde
かまずにkamazuni飲noみmi込koんだnda錠剤jouzai
ベッドbeddoにni突tsuきki刺saさるsaru脳下垂体noukasuitai
どうせならdousenara どうせならdousenara
泣naきki出daしてしまいたかったshiteshimaitakatta
涙namida一hitoつもtsumo演enじられずにjirarezuni棒bouのようだnoyouda
どうせならdousenara どうせならdousenara
そのsono藪yabuからなkarana急展開kyuutenkaiもmo
あなたのそばがいいなんてanatanosobagaiinante
言葉kotobaにni踊odoるru阿呆aho
このkono三千世界sanzensekaiのno賽saiのno河原kawaraでde踊odoりたくともritakutomo
夜yoruにni投naげたgeta網amiがga拗kojiれるreru
こんなにもkonnanimo こんなにもkonnanimo 溢afuれんばかりのrenbakarino六roku等tou星seiにni
身miをwo焼yaかれてもkaretemo蝕mushibaまれたmareta身体karadaはha重omoいまんまimanma
どうとでもdoutodemo どうとでもdoutodemo 思omoうがままugamama石ishiをぶつければいいさwobutsukerebaiisa
東higashiへhe向muかえkae 朝asaになってもninattemo最後saigoまでmade演enじようjiyou