悲しみのレモンサワー 歌詞 小林私 ふりがな付

君きみが飲のんでいたのは悲かなしみのレモンサワー
一口ひとくち欲ほしいと言いえないのは誰だれのため
意味いみもなく酔よいしれ 酸すいも甘あまいも置おき去さって
冷ひえたベッドに飛とび込こんだ

みんな誰だれからも愛あいされたいのに バカだから愛あいされないんだ
気付きづいたら記憶きおくの中なかの少女しょうじょに全すべてを託たくしていた

一人ひとりぼっちは辛つらいと 色違いろちがいの芝生しばふにあそぶ
痛いたみばかり悼いたんで 甘あまみも幸しあわせも日々ひびも

君きみが飲のんでいたのは悲かなしみのレモンサワー
一口ひとくち欲ほしいと言いえないのは誰だれのため
君きみに酔よい、凭もたれて その温度おんどを確たしかめて
なんて恐おそろしいことだよ

君きみを飲のみ込こんだら悲かなしみの味あじがした
そんな歌うたさえ歌うたえないのは
意味いみもなく酔よいしれ 好すいたことも忘わすれて
温ぬるいベッドに甘あまんじて

舌先したさきばかりでその場ばを誤魔化ごまかして
こんな生活せいかつをいつまで続つづけて
何なにを得えるのだろう 下くだらないプライド
今宵こよい捨すて去さろうと飲のみ干ほした 悲かなしみのレモンサワー