山やまには山やまの 愁うれいあり
海うみには海うみの 悲かなしみや
ましてこゝろの 花はなぞのに
咲さきしあざみの 花はなならば
高嶺たかねの百合ゆりの それよりも
秘ひめたる夢ゆめを ひとすじに
くれない燃もゆる その姿すがた
あざみに深ふかき わが想おもい
いとしき花はなよ 汝なはあざみ
こゝろの花はなよ 汝なんじはあざみ
さだめの径みちは 涯はててなくも
かおれよせめて わが胸むねに
山yamaにはniha山yamaのno 愁ureいありiari
海umiにはniha海umiのno 悲kanaしみやshimiya
ましてこmashitekoゝろのrono 花hanaぞのにzononi
咲saきしあざみのkishiazamino 花hanaならばnaraba
高嶺takaneのno百合yuriのno それよりもsoreyorimo
秘hiめたるmetaru夢yumeをwo ひとすじにhitosujini
くれないkurenai燃moゆるyuru そのsono姿sugata
あざみにazamini深fukaきki わがwaga想omoいi
いとしきitoshiki花hanaよyo 汝naはあざみhaazami
こkoゝろのrono花hanaよyo 汝nanjiはあざみhaazami
さだめのsadameno径michiはha 涯hateてなくもtenakumo
かおれよせめてkaoreyosemete わがwaga胸muneにni