おんな船頭唄 歌詞
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憎にくいあの夜よの 旅たびの風かぜ
思おもい出だすさえ ざんざら真菰まこも
鳴なるなうつろな この胸むねに
所詮しょせんかなわぬ 縁えにしの恋こいが
なぜにこうまで 身みを責せめる
呼よんでみたとて はるかなあかり
濡ぬれた水棹みざおが 手てに重おもい
利根とねで生うまれて 十三じゅうさん、七ななつ
月つきよわたしも 同おなじ年とし
かわいそうなは みなし子ご同士どうし
きょうもおまえと つなぐ舟ふね
馬骨
2023/02/15 03:27
1955年(昭和30年)藤間哲郎作詞、山口俊郎作曲の歌である・・空前のヒット曲である・・”嬉しがらせて泣かせて消えた”当時の国民的フレーズであった・・所詮叶わぬ縁の恋が何故にこうまで身を責める、呼んでみたとて遥かな灯り、濡れた水棹が手に重い・・利根で生まれて十三七つ月よお前も同じ年、可哀そうなはみなし子同志、今日もお前と繋ぐ舟・・月と話をするだけの浮舟である・・
馬骨
2022/04/07 05:42
嬉しがらせて泣かせて消えた・・女性の歌であるが、平々凡々と生きる男の私が何故か時に、ふとこのフレーズを口ずさむのである・・人には皆深層の処で遠い想い出があるのだと感じました・・所詮かなわぬ縁の恋でもあったろうか・・濡れた水棹が手に重い・・夢の中だけの美青年私がマントを翻して去って行ってしまうのである・・