窓まどを開あければ 深々ふかぶかと
夜よるの静寂しじまに しのび雪ゆき
いいのいいのよ いいのよあなた
こぼれ散ちりゆく さだめでも
私わたし… あなたの…
胸むねで咲さきたい 寒椿かんつばき
別わかれひと夜よの なみだ宿やど
あなた優やさしく 抱だきしめて
これがふたりの 最後さいごの旅たびと
そっと抱だかれた 雪ゆきの夜よる
朝あさよ… 来こないで…
咲さいて哀かなしい 寒椿かんつばき
春はるを知しらずに 散ちってゆく
花はなのいのちの 儚はかなさよ
寒さむさこらえて 忍しのんでたえて
雪ゆきに隠かくれて 紅あかく咲さく
私わたし… 淋さびしい…
冬ふゆの花はなです 寒椿かんつばき
窓madoをwo開aければkereba 深々fukabukaとto
夜yoruのno静寂shijimaにni しのびshinobi雪yuki
いいのいいのよiinoiinoyo いいのよあなたiinoyoanata
こぼれkobore散chiりゆくriyuku さだめでもsadamedemo
私watashi… あなたのanatano…
胸muneでde咲saきたいkitai 寒椿kantsubaki
別wakaれひとrehito夜yoのno なみだnamida宿yado
あなたanata優yasaしくshiku 抱daきしめてkishimete
これがふたりのkoregafutarino 最後saigoのno旅tabiとto
そっとsotto抱daかれたkareta 雪yukiのno夜yoru
朝asaよyo… 来koないでnaide…
咲saいてite哀kanaしいshii 寒椿kantsubaki
春haruをwo知shiらずにrazuni 散chiってゆくtteyuku
花hanaのいのちのnoinochino 儚hakanaさよsayo
寒samuさこらえてsakoraete 忍shinoんでたえてndetaete
雪yukiにni隠kakuれてrete 紅akaくku咲saくku
私watashi… 淋sabiしいshii…
冬fuyuのno花hanaですdesu 寒椿kantsubaki