酒さけよ判わかるか 淋さびしさが
判わかればあの人ひと 連つれてきて
死しぬ程ほど惚ほれて 何故なぜ添そえぬ
いつも不幸ふこうの くじを引ひく
逢あいたいよ 逢あいたいよ 逢あいたいよ
おんな とまり木ぎ 酒さけの舟ふね
もしやあなたと 振ふり向むけば
冷つめたい夜風よかぜが すり抜ぬける
ふたりでいても 寒さむいのに
ましてひとりじゃ 尚なお寒さむい
悲かなしいよ 悲かなしいよ 悲かなしいよ
どうか酔よわせて 酒さけの舟ふね
思おもい断たち切きる つもりでも
飲のむ度たび 恋こいしい人ひとになる
情なさけの沁しみた この路地ろじで
ひとり未練みれんと さし向むかい
逢あいたいよ 逢あいたいよ 逢あいたいよ
外そとはしぐれて 酒さけの舟ふね
酒sakeよyo判wakaるかruka 淋sabiしさがshisaga
判wakaればあのrebaano人hito 連tsuれてきてretekite
死shiぬnu程hodo惚hoれてrete 何故naze添soえぬenu
いつもitsumo不幸fukouのno くじをkujiwo引hiくku
逢aいたいよitaiyo 逢aいたいよitaiyo 逢aいたいよitaiyo
おんなonna とまりtomari木gi 酒sakeのno舟fune
もしやあなたとmoshiyaanatato 振fuりri向muけばkeba
冷tsumeたいtai夜風yokazeがga すりsuri抜nuけるkeru
ふたりでいてもfutarideitemo 寒samuいのにinoni
ましてひとりじゃmashitehitorija 尚nao寒samuいi
悲kanaしいよshiiyo 悲kanaしいよshiiyo 悲kanaしいよshiiyo
どうかdouka酔yoわせてwasete 酒sakeのno舟fune
思omoいi断taちchi切kiるru つもりでもtsumoridemo
飲noむmu度tabi 恋koiしいshii人hitoになるninaru
情nasaけのkeno沁shiみたmita このkono路地rojiでde
ひとりhitori未練mirenとto さしsashi向muかいkai
逢aいたいよitaiyo 逢aいたいよitaiyo 逢aいたいよitaiyo
外sotoはしぐれてhashigurete 酒sakeのno舟fune