唐人お吉の唄 歌詞
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下田港しもだこうの 春はるの雨あめ
泣なけば椿つばきの 花はなが散ちる
逢あうてゆきたや 鶴松つるまつさんに
幼馴染おさななじみの あの人ひとに
忘わすれられよか 筒井筒つついつつ
沖おきの黒船くろふね 狭霧さぎりで見みえぬ
泣なけば涙なみだで なお見みえぬ
泣なくに泣なかれぬ 明烏めいからす
馬骨
2022/11/06 19:54
籠で行くのはお吉じゃないか、下田港の春の雨、泣けば椿の花が散る・・逢うて行きたや鶴松さんに、幼馴染のあの人に、忘れられよか筒井筒・・沖の黒船狭霧で見えぬ、泣けば涙でなお見えぬ、泣くに泣かれぬ暁烏・・お吉がハリスさんの処へ行くのは本意で無かったことが、後に別れるというより、ハリスの方から放り出したことで、良く分かる、お吉の二十歳くらいの写真というのがあるが、かなりの美貌であったのに暇を出されたのである・・