とどけたい ~voice~ 歌詞 中森明菜 ふりがな付

絡からめた指先ゆびさきが
一ひとつに融とけ合あうみたいに
互たがいの体温たいおんを
感かんじ合あえた日々ひび

色いろもなく流ながれてゆく
時間じかんが連つれ去さってしまう
あなたの面影おもかげ
砂塵舞さじんまう彼方かなたへと・・

涙なみだよりも深ふかい 藍色あいいろの雨あめ
潤うるおした 想おもいの砂漠さばく
その片隅かたすみ 凛りんと咲さいている
一輪いちりんの愛あいの名残なごり

別わかれよりも辛つらい 夢ゆめの続つづき
留とどまると 決きめたのはきっと
偽いつわりのない 二人ふたりの記憶きおくが
私わたしの道標みちしるべだから

はじめて口くちづけた
あの日ひにかけられたままの
永久えいきゅうに解とけぬ魔法まほう
今いまも切せつないほど

唇くちびるにこの身体からだに
あなたが刻きざまれているから
もう一度いちどだけ
その腕うでに抱だかれたい

心こころよりも深ふかい 魂たましいの声こえ
指先ゆびさきが あなたを求もとめ
闇やみを彷徨さまよい 熱ねつを失うしない
それでもまた手てを伸のばす

別わかれよりも辛つらい 夢ゆめの続つづき
留とまると 決きめたのはそう
この愛あいだけ 貫つらぬきたいから
願ねがいは真実しんじつのままで

涙なみだよりも深ふかい 藍色あいいろの雨あめ
潤うるおした 想おもいの砂漠さばく
その片隅かたすみ 凛りんと咲さいている
一輪いちりんの愛あいの名残なごり

別わかれよりも辛つらい 夢ゆめの続つづき
とどまると 決きめたのはきっと
偽いつわりのない 二人ふたりの記憶きおくが
私わたしの道標みちしるべだから