スクールフィクション 歌詞 シバノソウ ふりがな付

「パーカー禁止きんし」の張はり紙がみと長ながい階段かいだんスカートが揺ゆれる
風かぜが吹ふいたら時ときが止とまる
何なににでもなれた晴はれの日ひの午後ごご
本当ほんとうはこんなはずじゃなかった
青春せいしゅんなんてどこにもなかった
目めがあったら時ときが止とまる 必要ひつようとされない
16の春はる

スクールフィクション スクールフィクション
スクールフィクション スクールフィクション
当あたり前まえにいた人ひとが当あたり前まえにいなくなってく
スクールフィクション スクールフィクション
全部ぜんぶ嘘うそだ 最初さいしょから嘘うそだ
離はなれる前まえだけ泣なくのはずるいよ、ずるいじゃないか

後味あとあじが悪わるくてもいいから思おもい出でを
美化びかなんてしないで
「私わたしは私わたし」と言いい切きれるほどの
優やさしさと愛あいで包つつみ込こんでよ
晴はれは虚むなしく雨あめは悲かなしく曇くもりは
憂鬱ゆううつ正解せいかいなどない
好すきだと言いったら終おわりが始はじまる
何なんにもできない16の春はる

スクールフィクション スクールフィクション
スクールフィクション スクールフィクション

頑張がんばる方向ほうこうを間違まちがえたら
頑張がんばった意味いみがなくなった
スクールフィクション スクールフィクション
染そまってしまった 色いろなんてなかった
変かわっちゃったねって泣ないても
もう手遅ておくれ、手遅ておくれなんだ

年としが明あけたら時効じこうが成立せいりつ
新年度しんねんどには全すべてがリセット
心こころの中なかであなたは消きえた大人おとなになったら
また会あおうよ
同おなじ空そらの下した生いきているなんて言いえない
言いうはずもないけど
心こころの中なかであなたは笑わらった
10年後ねんごにまた会あおうよ

スクールフィクション スクールフィクション
スクールフィクション スクールフィクション
大切たいせつな人ひとだけが大切たいせつじゃなくなっていく
スクールフィクション スクールフィクション
全部ぜんぶ消きえた最初さいしょからなかった
真実しんじつは一ひとつじゃない方ほうが救すくわれる 救すくわれる
ずるいよ