針はりが重かさなる 真夜中まよなか 僕ぼくらは
シーツの波間なみま 抱だき合あい 泳およいだ
あどけない 笑わらい声ごえが 風かぜになって 髪かみをとかした
霧きりにかすみ 揺ゆれる島しまが 一秒いちびょうごと 僕ぼくのそばに 近ちかづく
蜜みつがきらめく 斜面しゃめんを 僕ぼくらは
ひとつの 小舟こぶねで ゆっくりと 滑すべった
落おちてゆく めまいさえも 渦うずになって 二人ふたりつないだ
震ふるえている 青あおい森もりが 一秒いちびょうごと 僕ぼくの視界しかい うめてく
あおむけに 漂ただよってる 時間ときのかけら たぐり寄よせてた
さざ波なみ打うつ 君きみの海うみが 一秒いちびょうごと 僕ぼくの影かげを 飲のみ込こむ
針hariがga重kasaなるnaru 真夜中mayonaka 僕bokuらはraha
シshiーツtsuのno波間namima 抱daきki合aいi 泳oyoいだida
あどけないadokenai 笑waraいi声goeがga 風kazeになってninatte 髪kamiをとかしたwotokashita
霧kiriにかすみnikasumi 揺yuれるreru島shimaがga 一秒ichibyouごとgoto 僕bokuのそばにnosobani 近chikaづくduku
蜜mitsuがきらめくgakirameku 斜面syamenをwo 僕bokuらはraha
ひとつのhitotsuno 小舟kobuneでde ゆっくりとyukkurito 滑subeったtta
落oちてゆくchiteyuku めまいさえもmemaisaemo 渦uzuになってninatte 二人futariつないだtsunaida
震furuえているeteiru 青aoいi森moriがga 一秒ichibyouごとgoto 僕bokuのno視界shikai うめてくumeteku
あおむけにaomukeni 漂tadayoってるtteru 時間tokiのかけらnokakera たぐりtaguri寄yoせてたseteta
さざsaza波nami打uつtsu 君kimiのno海umiがga 一秒ichibyouごとgoto 僕bokuのno影kageをwo 飲noみmi込koむmu