何処どこへゆくの あなた
誰だれとゆくの あなた
罪つみを 重かさね過すぎたひと
ああ あなたに寄より添そった
憎にくいひとが まさか
男おとこだなんてね
尽つくしても 捧ささげても
このあたし 負まけた
男同士おとこどうしの愛あいに 泣なく
そうね いつもあなた
可愛かわいがってたわ
大学だいがく時代じだいの 後輩こうはいと
紹介しょうかいされた
うちへ 来くることさえ
何度なんども あったわ
三人さんにん 仲なかよく
川かわの字じ 書かいて寝ねた
ぽっちゃりとした顔かお
角刈かくがりが 似合にあった
もち肌はだだったわ
あたしよりも
何処どこへゆくの あなた
誰だれとゆくの あなた
罪つみを 重かさね過すぎたひと
ああ あなたを奪うばってく
憎にくいひとが まさか
男おとこだなんてね
愛あいしても 求もとめても
かえらない 負まけた
男同士おとこどうしの愛あいが 勝かつ
「女おんななんて 僕ぼくは
興味きょうみが ない」って
お酒さけを飲のむたび
頬ほお染そめて 喋しゃべっていたわ
「見合みあい 断ことわった」と
いつも 言いっていた
「晩生おくてな ひとね」と
笑わらっていた あたし
あのひとの 背広せびろの
取とれかけの ボタンを
器用きように 付つけてた
あたしよりも
何処どこへゆくの あなた
誰だれとゆくの あなた
罪つみを 重かさね過すぎたひと
ああ あなたを奪うばってく
憎にくいひとが まさか
男おとこだなんてね
縋すがっても 叫さけんでも
もう遅おそい 負まけた
男同士おとこどうしの愛あいが ゆく
何処dokoへゆくのheyukuno あなたanata
誰dareとゆくのtoyukuno あなたanata
罪tsumiをwo 重kasaねne過suぎたひとgitahito
ああaa あなたにanatani寄yoりri添soったtta
憎nikuいひとがihitoga まさかmasaka
男otokoだなんてねdanantene
尽tsuくしてもkushitemo 捧sasaげてもgetemo
このあたしkonoatashi 負maけたketa
男同士otokodoushiのno愛aiにni 泣naくku
そうねsoune いつもあなたitsumoanata
可愛kawaiがってたわgattetawa
大学daigaku時代jidaiのno 後輩kouhaiとto
紹介syoukaiされたsareta
うちへuchihe 来kuることさえrukotosae
何度nandoもmo あったわattawa
三人sannin 仲nakaよくyoku
川kawaのno字ji 書kaいてite寝neたta
ぽっちゃりとしたpotcharitoshita顔kao
角刈kakugaりがriga 似合niaったtta
もちmochi肌hadaだったわdattawa
あたしよりもatashiyorimo
何処dokoへゆくのheyukuno あなたanata
誰dareとゆくのtoyukuno あなたanata
罪tsumiをwo 重kasaねne過suぎたひとgitahito
ああaa あなたをanatawo奪ubaってくtteku
憎nikuいひとがihitoga まさかmasaka
男otokoだなんてねdanantene
愛aiしてもshitemo 求motoめてもmetemo
かえらないkaeranai 負maけたketa
男同士otokodoushiのno愛aiがga 勝kaつtsu
「女onnaなんてnante 僕bokuはha
興味kyoumiがga ないnai」ってtte
おo酒sakeをwo飲noむたびmutabi
頬hoo染soめてmete 喋syabeっていたわtteitawa
「見合miaいi 断kotowaったtta」とto
いつもitsumo 言iっていたtteita
「晩生okuteなna ひとねhitone」とto
笑waraっていたtteita あたしatashi
あのひとのanohitono 背広sebiroのno
取toれかけのrekakeno ボタンbotanをwo
器用kiyouにni 付tsuけてたketeta
あたしよりもatashiyorimo
何処dokoへゆくのheyukuno あなたanata
誰dareとゆくのtoyukuno あなたanata
罪tsumiをwo 重kasaねne過suぎたひとgitahito
ああaa あなたをanatawo奪ubaってくtteku
憎nikuいひとがihitoga まさかmasaka
男otokoだなんてねdanantene
縋sugaってもttemo 叫sakeんでもndemo
もうmou遅osoいi 負maけたketa
男同士otokodoushiのno愛aiがga ゆくyuku