きみが波なみと遊あそんでるのを
ねころびながら、ぼくは見みている
長ながい波なみが膝ひざまで寄よせるので
きみは声こえをあげ、転ころびそうになる
ふたりの夏なつがもう、帰かえってこないことを
ぼくらは知しってる、秋あきがおだやかなことも
もしも、求もとめなければ
きみの白しろいレースの日傘ひがさ
まわしてみれば、フリルが揺ゆれる
てれくさいけど、なぜか暖あたたかく
傘かさの中なかには若わかいきみがいる
ふたりの暮くらし、あの心こころにひそむことも
すべてを知しってる、秋あきがやすらかなことも
そうさ、ゆずりあえれば
鳥とりの形かたち、翼つばさひろげて
飛とび立たつしぐさで、きみが誘さそう
ぼくは靴くつと靴下くつした、脱ぬぎすてて
ふたりの影かげだけ、夏なつに歩あるき出だす
陽射ひざしを浴あびながら、日傘ひがさが風かぜに揺ゆれる
ふたりの影かげと空そら、日傘ひがさが風かぜに揺ゆれる
ぼくらは思おもい出でたちを、語かたり出だすのさ
そうさ、夏なつのことばで
きみがkimiga波namiとto遊asoんでるのをnderunowo
ねころびながらnekorobinagara、ぼくはbokuha見miているteiru
長nagaいi波namiがga膝hizaまでmade寄yoせるのでserunode
きみはkimiha声koeをあげwoage、転koroびそうになるbisouninaru
ふたりのfutarino夏natsuがもうgamou、帰kaeってこないことをttekonaikotowo
ぼくらはbokuraha知shiってるtteru、秋akiがおだやかなこともgaodayakanakotomo
もしもmoshimo、求motoめなければmenakereba
きみのkimino白shiroいiレreースsuのno日傘higasa
まわしてみればmawashitemireba、フリルfuriruがga揺yuれるreru
てれくさいけどterekusaikedo、なぜかnazeka暖atataかくkaku
傘kasaのno中nakaにはniha若wakaいきみがいるikimigairu
ふたりのfutarino暮kuらしrashi、あのano心kokoroにひそむこともnihisomukotomo
すべてをsubetewo知shiってるtteru、秋akiがやすらかなこともgayasurakanakotomo
そうさsousa、ゆずりあえればyuzuriaereba
鳥toriのno形katachi、翼tsubasaひろげてhirogete
飛toびbi立taつしぐさでtsushigusade、きみがkimiga誘sasoうu
ぼくはbokuha靴kutsuとto靴下kutsushita、脱nuぎすててgisutete
ふたりのfutarino影kageだけdake、夏natsuにni歩aruきki出daすsu
陽射hizaしをshiwo浴aびながらbinagara、日傘higasaがga風kazeにni揺yuれるreru
ふたりのfutarino影kageとto空sora、日傘higasaがga風kazeにni揺yuれるreru
ぼくらはbokuraha思omoいi出deたちをtachiwo、語kataりri出daすのさsunosa
そうさsousa、夏natsuのことばでnokotobade