手引きのようなもの 歌詞 井上陽水 ふりがな付

道みちなりに 道みちなりに その道みちを造つくった人ひとなりの
逆さからってはいけない 合あわさってもならない
体からだを左右さゆうに軽かるく揺ゆらすとよい

山やまなりに 山やまなりに 丸まるく高たかく弧こを描えがくように
高たかぶってはいけない 冷さめきってもならない
どうか届とどけと つぶやき投なげるとよい

ああ なんだ 釣つりをする時ときの手引てびきのつもりが
ああ まるで 君きみといる時ときの私わたしではないか

いいなりに いいなりに アイボウのいつも泳およぐがままに
疑うたがってはいけない 裏切うらぎってもならない
ただひたすらやさしく たぐり寄よせるとよい

ああ なんだ 釣つりをする時ときの手引てびきのつもりが
ああ まるで 君きみといる時ときの私わたしではないか

それなりに それなりに 大おおきな答こたえが出でた時ときは
考かんがえてはいけない どだいムリなことだ
すべて忘わすれてケモノになるだけ
すべてを流ながして水みずになるしかない