私を隠す森 歌詞 原田知世 ふりがな付

冷蔵れいぞう庫この うめきが響ひびく
あかり消けした部屋へやでは
目めを閉とじても 気配けはい感かんじた
鏡かがみの中なかの怪物かいぶつ

あなた 差さし出だした傘かさが
誘さそい出だした場所ばしょ

私わたしを隠かくす森もりでは
雨あめも やわらかい霧きり
青あおいアザミ 無数むすうにひらき
闇やみを照てらすネオンのよう

あれからもう 時ときは流ながれて
ひそんだ怪物かいぶつにも
驚おどろかずに 認みとめるような
そぶりを見みせるけれど

いまも アザミのネオン
心こころで手て招まねく

私わたしを隠かくす森もりのような
愛あいに 眠ねむり続つづけて
言葉ことばなら 朽くちゆく落おち葉ば
安やすらぎを得えた

あなた 差さし出だした愛あいは
静しずけさだったの

自分じぶんを受うけ入いれるだなんて
ときどき 難むずかしいこと
見みつめられるだけで
きれいになれた気きがした

私わたしを隠かくす森もりのなかは
光ひかりでさえも届とどかない
気きまぐれなら 出でて行ゆかないで
出でて行ゆかないで