ビターエチュード 歌詞 明透 ふりがな付

昨夜さくや 洗あらい損そこねた T-shirt
季節きせつの残のこり香ががまだ漂ただよってる
微睡まどろみの向むこう 窓まどの外そとは
眠ねむたいだけのシティライト

リアルは残響ざんきょうの Archive
いたいけな心こころは硝子細工がらすざいく
I’m singing as if I’m testing myself
心こころから全すべて 愛あいせるって信しんじてる

野暮やぼったい面影おもかげが時折ときおり
記憶きおくの隅すみ ちらつくノスタルジー
無音むおんクラシック映画えいがの字幕じまく
ただ目めで追おってるみたいだ

軽かるはずみに思おもい出だした
あの日ひのあどけない微笑ほほえみを
優やさしい風かぜに紛まぎれて
聴きこえる 君きみの声こえ

誰だれのせいにもしたくない
そっと傷口きずぐちに可憐かれんな花はなを
刺さすことも 塞ふさぐこともなく
ただ寄より添そう ビターエチュード

そこはかとなく
じれったい温度おんどで
僕ぼくが黙だまっているから
ぼんやり 寝付ねつけぬ鼓動こどうと心電図しんでんず
目眩めくらめく、そうね、
ぜんぶぜんぶ赦ゆるしてしまえば Forever
柔やわらかい眼差まなざしで
途切とぎれぬよう 見みつめていた

君きみにとっての懐なつメロ
この歌詞かしはオフレコ
時間じかんは限かぎりあるもの
一体いったい 誰だれが悪者わるもの？
口くちにすれば少すくなくとも
想おもいは星ほしの数かずほど
至極単純しごくたんじゅんな話はなし
いつかまた巡めぐり逢あうこと

言いい知しれない その感情かんじょうはポラロイド
照てれ隠かくしで笑わらってる 澱よどんだ空そらの色いろ

不意ふいに放はなった一言ひとことで
大人おとなびてしまった自分じぶんに気付きづくの
生いき急いそぐ余裕よゆうなんて
これっぽっちもないけど

過去かこを赦ゆるすことは決けっして
忘わすれてしまうことなんかじゃないよ
どんな声こえも どんな想おもいも
受うけ入いれること

軽かるはずみに思おもい出だした
あの日ひのあどけない微笑ほほえみを
優やさしい風かぜに紛まぎれて
聴きこえる 君きみの声こえ

誰だれのせいにもしたくない
そっと傷口きずぐちに可憐かれんな花はなを
刺さすことも 塞ふさぐこともなく
ただ寄より添そう ビターエチュード