青 歌詞 DUSTCELL ふりがな付

眼差まなざしが交差こうさする夏なつの終おわり
壊こわれそうなあなたの心こころは波なみのよう
悲かなしみと喜よろこびを繰くり返かえす
ここではない場所ばしょへ行いこう
傷きずつくことよりもつらいことはさ
傷きずつくことを恐おそれること
握にぎった手て 強つよく 離はなさないから

最高さいこう密度みつどの悲かなしみに炎ほのおを灯ともす
弾はじけて 煌きらめく
これを強つよさと呼よぼう

明日あしたに続つづく轍てつを辿たどって
忘わすれられない痛いたみでさえも
君きみとなら越こえていける気きがして
果はてしなく続つづく海うみのように
変かわらないままで変かわっていく
色温度いろおんどは高たかく
揺ゆれて滲にじむ 色彩しきさいは青あお

巨大きょだいバルーンみたいな悩なやみの種たね
君きみが放はなつフルスイング
割われてどこか飛とんでいった
濁にごりながら光ひかり 笑わらう君きみの姿すがた
何なによりそれが美うつくしいんだ
クロードモネの絵画かいがより

物語ものがたりはまだ続つづく
上下巻じょうげかんじゃ収おさまらない
二ふたつの孤独こどくが重かさなり音おとを鳴ならす

流ながれゆく空そらに手てをひらいて
気きづけば僕ぼくらは鯨くじらになって
風かぜになって また人ひとに変かわる
砂浜すなはまに描えがいた下手へたくそな絵え
それくらい歪いびつな線せんでもいい
いつかどこかへ伝つたう
海鳴うみなりの向むこうへ

この感情かんじょうは理屈りくつじゃない
この感情かんじょうに名前なまえはない
絶望ぜつぼうや不安ふあんが追おいつけない速はやさで
海うみ風かぜを切きり走はしる 過去かこは全すべて捨すて
さよなら夏なつの日ひよ
呆あきれるくらい澄すんだ空そらは青あお