シーカー 歌詞 獅子志司 ふりがな付

大罪たいざいを飲のんだ模様もよう
生うまれは勝かち無なし
ハイビスカスと思おもい込こんだ草くさのよう
泥濘ぬかるみに落おちた音おと
気きづけば鴨かものように
なるように生いきられない世よに

轟雷鳴ごうらいなるような事ことばかり
東西とうざいかのような者ものばかり
生うまれた根源こんげんを抱いだいた誇ほこりを
離はなさずにいたいよな

流言りゅうげんを片手かたてに探さがし人ひとは夢ゆめを見みる
憂うれい 飢うえ 満みたされる洋ひろしに
天命てんめいの知しらせに 込こみ上あげる不動ふどうな感情かんじょう
芽生めばえた
怒いかりの限かぎり 血ちに染そまる抗あらがい
裏腹うらはらに煌きらめく青緑せいりょくに

でーじまぎーな理想りそう
鶴つるの一声ひとこえに
はいさい奪うばい合あい運はこんだ潮風しおかぜよ

身構みがまえる事ことがしょうがなくて
誰だれかしらそれなりの悪あくで
行いき場ばのない世界せかいに乗のり込こんだ
先さきに喰くらう蟒蛇うわばみ
口くちにすれば毒どくだけ
馬鹿ばかな奴やつは退しりぞくだけ
あながち間違まちがいじゃなくて

開戦かいせんの宴うたげに道徳どうとくは荒あれ狂くるってる
夢ゆめ 故こ 正ただしさを賭かける
海底かいていに呑のまれた屍しかばねから意味いみを知しろう
願ねがいは命いのちの限かぎり
差さし出だした血ちの先さき
項垂うなだれたひとたび
青紫あおむらさき

大海たいかい 未開みかいの秘境ひきょう
人ひとは皆何故みななぜに
航海こうかいに財ざいを求もとめてしまうのだろう