未来 歌詞 Fuki Commune ふりがな付

塵ちりは雲くもに 海うみは涸かれて
幸福こうふくの名残なごりも 嗚呼ああ 消きえてゆく

弱よわき者ものは 空そらを棄すてた
寂さびしさも恐おそれも 全すべて埋うめるように

この砦とりでを 永遠えいえんと名付なづけた
愚おろかな群むれは まだ まだ 尽つきない

何なにの為ため 誰だれの為ため 産うまれたのだろう
私わたしは 果はたすだけ 命いのちの孵かえりを

天てんを駆かける 尾おの光ひかりを
人々ひとびとは呼よぶだろう 神かみの遣つかう鳥とりと

壊こわれてゆく 争あらそいの末路まつろに
縋すがってもなお 何故なぜ 何故なぜ 生いきたい

何なにの為ため 誰だれの為ため 産うまれたのかを
知しらずに 祈いのるだけ 新あらたな起源きげんを
繰くり返かえし 繰くり返かえす 死しと再生さいせいを
彼かれらが 次つぎこそは 間違まちがわぬように

火ひを噴ふき 溢あふれ出だす 原始げんしの岩漿マグマが
燃もえている 温あたたかな 命いのちを宿やどして
血ちを生うみ 地ちに還かえす 飽あきくることもなく
燃もえている いずれ来くる 次代じだいを夢見ゆめみて

滅ほろびの文明ぶんめいを 進化しんかの歴史れきしを
見みていよう 次つぎこそは 間違まちがわぬように

繰くり返かえし 繰くり返かえす
待まっている 幾度いくどでも 生うまれる命いのちを