異人いじん屋敷やしきに秋あきが来くる
ひとつおぼえのメリケン節ふしを
くり返かえす くり返かえす あゝああくり返かえす
酔よいざめ心地ごこちで一枚いちまいめくった
びいどろ草紙そうしに あたいが見みえる
凍こおった心こころに 身体からだひとつが
身体からだひとつが もえて行いく
異人いじん屋敷やしきに風かぜが吹ふく
波止場はとば真まこと近ちかしの黒船くろふねあかり
ゆらゆらと ゆらゆらと
あゝああゆらゆらと
らんたんともして一枚いちまいめくった
びいどろ草紙そうしにあたいが見みえる
ギヤマン模様もようの 赤あかいお酒さけに
赤あかいお酒さけに 酔よいしれて
異人いじん屋敷やしきに彼岸花ひがんばな
地獄じごくのぞいた女おんなの小唄こうた
唄うたおうか 唄うたおうか あゝああ唄うたおうか
読よめさえしないが一枚いちまいめくった
びいどろ草紙そうしにあたいが見みえる
行いく宛ずつなくした 女おんな一人ひとりが
女おんな一人ひとりが 胸むねひらく
行いく宛ずつなくした 女おんな一人ひとりが
女おんな一人ひとりが 胸むねひらく
異人ijin屋敷yashikiにni秋akiがga来kuるru
ひとつおぼえのhitotsuoboenoメリケンmeriken節fushiをwo
くりkuri返kaeすsu くりkuri返kaeすsu あゝaaくりkuri返kaeすsu
酔yoいざめizame心地gokochiでde一枚ichimaiめくったmekutta
びいどろbiidoro草紙soushiにni あたいがataiga見miえるeru
凍kooったtta心kokoroにni 身体karadaひとつがhitotsuga
身体karadaひとつがhitotsuga もえてmoete行iくku
異人ijin屋敷yashikiにni風kazeがga吹fuくku
波止場hatoba真makoto近chikashiのno黒船kurofuneあかりakari
ゆらゆらとyurayurato ゆらゆらとyurayurato
あゝaaゆらゆらとyurayurato
らんたんともしてrantantomoshite一枚ichimaiめくったmekutta
びいどろbiidoro草紙soushiにあたいがniataiga見miえるeru
ギヤマンgiyaman模様moyouのno 赤akaいおio酒sakeにni
赤akaいおio酒sakeにni 酔yoいしれてishirete
異人ijin屋敷yashikiにni彼岸花higanbana
地獄jigokuのぞいたnozoita女onnaのno小唄kouta
唄utaおうかouka 唄utaおうかouka あゝaa唄utaおうかouka
読yoめさえしないがmesaeshinaiga一枚ichimaiめくったmekutta
びいどろbiidoro草紙soushiにあたいがniataiga見miえるeru
行iくku宛zutsuなくしたnakushita 女onna一人hitoriがga
女onna一人hitoriがga 胸muneひらくhiraku
行iくku宛zutsuなくしたnakushita 女onna一人hitoriがga
女onna一人hitoriがga 胸muneひらくhiraku