rainy rainy rainy blues 歌詞 佐藤千亜妃 ふりがな付

近ちかづくほど遠とおくなってゆく
手てのひらの切符きっぷ 擦すり切きれて何なにも見みえない
また曇くもってどうしようもなく
虚むなしくなるよ 靴擦くつずれのままで歩あるく

愛想あいそなく、アイソレート
気付きづいてよ
サクソフォン、歪ゆがむ記憶きおくと
抜ぬけ殻がらの街まち

rainy rainy rainy rainy blues
言葉ことばひとつで伝つたわればいいのに
rainy rainy rainy rainy blues
雫しずくになってこぼれ落おちて消きえる

嗚呼ああ、無数むすうの傷きずで静しずかに
丸まるくなってく 退屈たいくつを飼かい慣ならして
瞬またたきの間あいだに日々ひびは色褪いろあせて
辻褄つじつま合あわせ 飽あき飽あきして逃にげたくなる

愛想尽あいそづかし、I scream
いつからか
心こころと、語呂ごろが合あわない
時計とけいは進すすむ

rainy rainy rainy rainy blues
ずっと押おし殺ころしていた気持きもちに気付きづいた
rainy rainy rainy rainy blues
雨あめに濡ぬれても 光ひかりの方ほうへ走はしれ

rainy rainy rainy rainy blues
かたちあるもの 信しんじすぎていた
rainy rainy rainy rainy blues
かたちないもの たぐり寄よせて生いきる

rainy rainy rainy rainy blues
言葉ことばひとつで救すくえたらいいのに
rainy rainy rainy rainy blues
傘かさを無なくして 雨あめに濡ぬれても
怖こわがらないで 光ひかりの方ほうへ走はしれ