眠ねむれない夜よるの向むこう
憂うれいを抱いだき 問とい掛かけていた
何処どこへ行いくのだろう
その身みを案あんずるのは
風かぜの音おとか 友ともの声こえか
分わからないまま 刻きざまれる
雨あめは止やみ霧きりが晴はれ 薄明はくめい
摘つみ取とれない想おもいは 芽吹めぶいて
陽ひだまりを 探さがし歩あゆむ
数多あまたの足跡あしあと 交まじわる旅路たびじ
いつも其処そこに 心こころを生うむ
手てのひらは 何なにを守まもり
何なにを切きり捨すてた 物語ものがたりに
残のこるものは 儚はかなくとも
散ちりゆく花はなのように
色褪いろあせた誇ほこりと誓ちかいは
大地だいちに重かさなって そっと
すれ違ちがう記憶きおくに
袖そでを引ひかれた気きがした
振ふり向むこうとも 影かげも無なし
伸のびた枝葉えだはの下したで 何度なんども
語かたらう言ことの葉はは 憩いこいへ
木漏こもれ日びに照てらされて ゆっくり
懐なつかしい場所ばしょから 呼よんでいる
時ときはまた 移うつり変かわり
山々やまやまの狭間はざま 水みずは流ながれ
永ながく遠とおく 日々ひびを繋つなぐ
誰だれしもが 願ねがいを経へて
忘わすれないようにと 詩しを記しるし
向むき合あうたびに 道みちを創つくる
陽ひだまりを 探さがし歩あゆむ
数多あまたの足跡あしあと 交まじわる旅路たびじ
いつの日ひにか 辿たどり着ついて
手てのひらは 何なにを守まもり
何なにを切きり捨すてた 物語ものがたりに
残のこるものは 儚はかなくとも
眠nemuれないrenai夜yoruのno向muこうkou
憂ureいをiwo抱idaきki 問toいi掛kaけていたketeita
何処dokoへhe行iくのだろうkunodarou
そのsono身miをwo案anずるのはzurunoha
風kazeのno音otoかka 友tomoのno声koeかka
分waからないままkaranaimama 刻kizaまれるmareru
雨ameはha止yaみmi霧kiriがga晴haれre 薄明hakumei
摘tsuみmi取toれないrenai想omoいはiha 芽吹mebuいてite
陽hiだまりをdamariwo 探sagaしshi歩ayuむmu
数多amataのno足跡ashiato 交majiわるwaru旅路tabiji
いつもitsumo其処sokoにni 心kokoroをwo生uむmu
手teのひらはnohiraha 何naniをwo守mamoりri
何naniをwo切kiりri捨suてたteta 物語monogatariにni
残nokoるものはrumonoha 儚hakanaくともkutomo
散chiりゆくriyuku花hanaのようにnoyouni
色褪iroaせたseta誇hokoりとrito誓chikaいはiha
大地daichiにni重kasaなってnatte そっとsotto
すれsure違chigaうu記憶kiokuにni
袖sodeをwo引hiかれたkareta気kiがしたgashita
振fuりri向muこうともkoutomo 影kageもmo無naしshi
伸noびたbita枝葉edahaのno下shitaでde 何度nandoもmo
語kataらうrau言kotoのno葉haはha 憩ikoいへihe
木漏komoれre日biにni照teらされてrasarete ゆっくりyukkuri
懐natsuかしいkashii場所basyoからkara 呼yoんでいるndeiru
時tokiはまたhamata 移utsuりri変kaわりwari
山々yamayamaのno狭間hazama 水mizuはha流nagaれre
永nagaくku遠tooくku 日々hibiをwo繋tsunaぐgu
誰dareしもがshimoga 願negaいをiwo経heてte
忘wasuれないようにとrenaiyounito 詩shiをwo記shiruしshi
向muきki合aうたびにutabini 道michiをwo創tsukuるru
陽hiだまりをdamariwo 探sagaしshi歩ayuむmu
数多amataのno足跡ashiato 交majiわるwaru旅路tabiji
いつのitsuno日hiにかnika 辿tadoりri着tsuいてite
手teのひらはnohiraha 何naniをwo守mamoりri
何naniをwo切kiりri捨suてたteta 物語monogatariにni
残nokoるものはrumonoha 儚hakanaくともkutomo