狂う獣 歌詞 初音ミク ふりがな付

交差線上こうさせんじょうで視線しせんを感かんじる 娑婆しゃばの裏うらで冗談じょうだん
灰色混はいいろまじりの溜息ためいき 我楽多がらくた この隘路あいろに放ほうれ
彷徨さまよっては壁かべにあたる 傷きずだらけで今日きょうも
有象無象街うぞうむぞうまち 塵ちりの花はな
言葉ことばも思考しこうも消きえ失うせた場所ばしょで戯たわむれよう 今夜こんや
此この世よは本当ほんとうは生せいの上映じょうえいに過すぎないのだろうか
見みえてしまう影かげが睨にらむ 猫背ねこぜの僕ぼくを
曲まがる身体からだで息いきをする

群むれなすシープ
八やっつの警句けいく
爪弾つまはじきの命いのちでも

湿しめる空気くうきを呑のみ 唄うたを吐はく
拙つたない足あしで道進みちすすむ
涙なみだを拭ふき口くちを噛かみ 世界せかいに傷跡きずあとを
歪いびつな愛あいはいらないよ
冷さめた言葉ことば 泥どろに捨すてて
今いまさら帰かえれないから

ちっと通とおして下くださりませ
神様かみさまがいる踊おどり場ばへ
九十九折つづらおりになった道みちを屈かがんで歩あるく
ちっと通とおして下くださりませ
長ながき旅路たびじも一二三四ひいふうみいよ
薄うすら寒さむくなった風かぜに運はこばれながら

濁にごった心こころ
六むっつの回廊かいろう
爪弾つまはじきの命いのちでも

光ひかりも差ささぬこの空洞くうどうで
嗄しゃがれた唄うたを口くちずさむ
ボロボロに落おち沈しずんでも 朝日あさひが見みたかった
救すくいの船ふねは動うごかない
意味いみも故ゆえもそこにはない
ただ一切過いっさいすぎてゆくだけ

あぁ人格じんかくが
あぁ増ふえていった
継つぎ接はぎだらけで
狂くるった調子ちょうしで

叫さけびと愛撫あいぶ
バレットナイフ
爪弾つまはじきの命いのちでも

痛いたむ手てを取とり合あい 笑わらい合あう
違たがい鳴ならした心しんの臓ぞう
鼓動こどうは行いくその先さきへ 祈いのりの手てを結むすぶ
最後さいごに一ひとつだけ あなたは言いう
「正ただしく堕おち 踊おどろうぜ修羅しゅらが来くるまで」