波なみのしぶきが 肌はだ刺さす風かぜが
五臓六腑ごぞうろっぷに しみとおる
生うまれながらの ヤン衆しゅうじゃないか
男おとこ度胸どきょうを 荒海あらうみに
賭かけて唄うたうぜ 大漁たいりょう呼よび込こむ
あばれ節ぶし
海うみへ出でるしか 能のうない俺おれが
津軽つがるおんなに 恋こいをした
口くちにゃ出ださぬが 心こころの中なかは
お前まえひとりに 決きめてるぜ
綱つなを引ひく手てに 浜はまへとどけと
あばれ節ぶし
獲とったばかりの 魚さかなを焼やいて
廻まわし呑のみする 茶ちゃわん酒ざけ
命いのちあづけた 北海ほっかいぐらし
三月さんがつ振ぶりだよ 大漁たいりょうの
のぼりみやげに 帰かえる男おとこの
あばれ節ぶし
波namiのしぶきがnoshibukiga 肌hada刺saすsu風kazeがga
五臓六腑gozouroppuにni しみとおるshimitooru
生uまれながらのmarenagarano ヤンyan衆syuuじゃないかjanaika
男otoko度胸dokyouをwo 荒海araumiにni
賭kaけてkete唄utaうぜuze 大漁tairyou呼yoびbi込koむmu
あばれabare節bushi
海umiへhe出deるしかrushika 能nouないnai俺oreがga
津軽tsugaruおんなにonnani 恋koiをしたwoshita
口kuchiにゃnya出daさぬがsanuga 心kokoroのno中nakaはha
おo前maeひとりにhitorini 決kiめてるぜmeteruze
綱tsunaをwo引hiくku手teにni 浜hamaへとどけとhetodoketo
あばれabare節bushi
獲toったばかりのttabakarino 魚sakanaをwo焼yaいてite
廻mawaしshi呑noみするmisuru 茶chaわんwan酒zake
命inochiあづけたaduketa 北海hokkaiぐらしgurashi
三月sangatsu振buりだよridayo 大漁tairyouのno
のぼりみやげにnoborimiyageni 帰kaeるru男otokoのno
あばれabare節bushi