別離の時は 歌詞 吉幾三 ふりがな付

淋さびしさ悲かなしさ 口くち惜くやしさも
何度なんども何度なんども あったよな
死しぬほど笑わらった 日ひもあった
お前まえで良よかったよ

苦労くろうもしたけど させもした
喰くえない時代じだいも あったよな
「お互たがいさま」とは 言いうけれど
お前まえが我慢がまんした

どんなに遠とおくへ 行いこうとも
守まもっているから いつまでも
俺おれとの別離わかれの その時ときは
笑わらって送おくって くれりゃいい

楽たのしく愉快ゆかいに 生いきたくて
なるべくケンカも せぬように
時々ときどきお前まえと 酒さけに酔よい
今日きょうまでありがとう

年取としとりゃお互たがい 丸まるくなり
昔むかしの話はなしが 多おおくなる
俺おれより長生ながいき してくれよ
楽たのしく生いきてくれ

どんなに遠とおくへ 行いこうとも
守まもっているから いつまでも
俺おれとの別離わかれの その時ときは
笑わらって送おくって くれりゃいい

どんなに遠とおくへ 行いこうとも
心こころの中なかでは 生いきている
俺おれとの別離わかれの その時ときは
「幸しあわせでした」で送おくりゃいい