白亜はくあの森もりは静しずかに
名なも無なき砂礫されきとなり
僕ぼくをそっと包つつみ込こむよ
悩なやめる胸むねを凍こおらせ
銀砂ぎんさの雨あめをはらって
辿たどりついた箱庭はこにわの中なかで
何なによりも白しろく儚はかなく
何なによりも深ふかく優やさしく
埋うもれた琥珀こはくの夢ゆめを
幾いくつも拾ひろい上あげては
追憶ついおくにたゆたえども
言ことの葉は 不意ふいによぎって
鎖トザした痛いたみが疼うずく
彼方かなたに黒くろい影かげがゆらめく
何なによりも厭いとわしい
探さがさないで もう二度にどと
ここは僕ぼくだけの居場所いばしょ
優やさしさは無垢むくな刃は
正ただしい救すくいなどいらない
流ながれ落おちる忘却ぼうきゃくの砂すな
時ときを捨すてた奈落ならくの苑その
化石かせきの珊瑚さんごの群むれが
ささめく小道こみちの奥おくに
黒くろい足跡あしあとが続つづいてる
踏ふみ潰つぶされた貝殻かいがらも
砕くだかれた水晶すいしょうの花はなも
無慈悲むじひな予感よかんに沈しずみ果はてた
どこまでも残酷ざんこくに
奪うばわないで もう二度にどと
守まもりたいこの楽園らくえんを
憐あわれみは無知むちな刃は
与あたえられた明日あしたなどいらない
壊こわさないで 永久えいきゅうに
僕ぼくの化石かせきの楽園らくえんを
愛いとしさは無垢むくな刃は
心こころを縛しばる 君きみはいらない
白亜hakuaのno森moriはha静shizuかにkani
名naもmo無naきki砂礫sarekiとなりtonari
僕bokuをそっとwosotto包tsutsuみmi込koむよmuyo
悩nayaめるmeru胸muneをwo凍kooらせrase
銀砂ginsaのno雨ameをはらってwoharatte
辿tadoりついたritsuita箱庭hakoniwaのno中nakaでde
何naniよりもyorimo白shiroくku儚hakanaくku
何naniよりもyorimo深fukaくku優yasaしくshiku
埋uもれたmoreta琥珀kohakuのno夢yumeをwo
幾ikuつもtsumo拾hiroいi上aげてはgeteha
追憶tsuiokuにたゆたえどもnitayutaedomo
言kotoのno葉ha 不意fuiによぎってniyogitte
鎖tozaしたshita痛itaみがmiga疼uzuくku
彼方kanataにni黒kuroいi影kageがゆらめくgayurameku
何naniよりもyorimo厭itoわしいwashii
探sagaさないでsanaide もうmou二度nidoとto
ここはkokoha僕bokuだけのdakeno居場所ibasyo
優yasaしさはshisaha無垢mukuなna刃ha
正tadaしいshii救sukuいなどいらないinadoiranai
流nagaれre落oちるchiru忘却boukyakuのno砂suna
時tokiをwo捨suてたteta奈落narakuのno苑sono
化石kasekiのno珊瑚sangoのno群muれがrega
ささめくsasameku小道komichiのno奥okuにni
黒kuroいi足跡ashiatoがga続tsuduいてるiteru
踏fuみmi潰tsubuされたsareta貝殻kaigaraもmo
砕kudaかれたkareta水晶suisyouのno花hanaもmo
無慈悲mujihiなna予感yokanにni沈shizuみmi果haてたteta
どこまでもdokomademo残酷zankokuにni
奪ubaわないでwanaide もうmou二度nidoとto
守mamoりたいこのritaikono楽園rakuenをwo
憐awaれみはremiha無知muchiなna刃ha
与ataえられたerareta明日ashitaなどいらないnadoiranai
壊kowaさないでsanaide 永久eikyuuにni
僕bokuのno化石kasekiのno楽園rakuenをwo
愛itoしさはshisaha無垢mukuなna刃ha
心kokoroをwo縛shibaるru 君kimiはいらないhairanai