Lost Highway 歌詞 世武裕子 ふりがな付

見知みしらぬ車くるま走はしらせる ビルの肌はだは雨あめに濡ぬれる
繋つながるふりをしたならば ふたりは夕闇ゆうやみで化ばける
遠とおい 遠とおい空そらを見みよ 何なにもなかったような色いろで迫せまる
流ながれる景色けしきどろどろ 溶とけてって混まざっちゃいそう

でも とけない 暗闇くらやみ北きたへ向むかう
カーステに混まざる雨音あまおと すりガラスのようになる窓まど
あなたのポケットから 湿しめった煙草たばこを一本いっぽん取とり出だす
白しろい煙けむり 窓まどを撫なでる どこまでも どこまでも どこまでも…

Lost Highway

灯あかりもまばらなハイウェイ ラジオから試験しけん放送ほうそう
線せんみたいに見みえる雨あめのあと ヘッドライトが照てらしたせい
広ひろい空そらに指ゆび絡からめる この世界せかいは今いまここだけ
ふたりの目めに映うつる星ほしを 見みているのは私わたしひとり

あなたの横顔よこがお 首くびすじ 久ひさし振ぶりに見みた気きがした
冷つめたい肩かた かなしい腕うで 白しろんだ空そら 道みちは続つづく
左側ひだりがわのポケットから 湿しめった煙草たばこを一本いっぽん取とり出だす
白しろい煙けむり バンパーを舐なめる どこまでも どこまでも どこまでも…

Lost Highway