雪ゆきに吹ふかれて 千切ちぎれるような
三味しゃみの泣なき声ごえ かもめは騒さわぐ
北前きたまえ船ぶねの ふるさとよ
帰かえりたいけど まだ帰かえれない
わたしを呼よんでる あのうたは
津軽つがる恋歌こいうた アイヤ 流ながれ節ぶし
ごめんなさいと あなたに詫わびて
書かいた手紙てがみが 山やまほど残のこる
想おもいは千里せんり 夢ゆめばかり
こゝろ凍しばれて ねむれぬ夜よるは
なみだを宥なだめて くちずさむ
津軽つがる恋歌こいうた アイヤ 流ながれ節ぶし
龍飛崎たっぴざきから はぐれた雪ゆきか
白しろい一ひと片ひら わたしの胸むねに
あなたの愛あいを 連つれてくる
生いきてみせます 待まってゝほしい
ふたりを結むすんだ そのうたは
津軽つがる恋歌こいうた アイヤ 流ながれ節ぶし
雪yukiにni吹fuかれてkarete 千切chigiれるようなreruyouna
三味syamiのno泣naきki声goe かもめはkamomeha騒sawaぐgu
北前kitamae船buneのno ふるさとよfurusatoyo
帰kaeりたいけどritaikedo まだmada帰kaeれないrenai
わたしをwatashiwo呼yoんでるnderu あのうたはanoutaha
津軽tsugaru恋歌koiuta アイヤaiya 流nagaれre節bushi
ごめんなさいとgomennasaito あなたにanatani詫waびてbite
書kaいたita手紙tegamiがga 山yamaほどhodo残nokoるru
想omoいはiha千里senri 夢yumeばかりbakari
こkoゝろro凍shibaれてrete ねむれぬnemurenu夜yoruはha
なみだをnamidawo宥nadaめてmete くちずさむkuchizusamu
津軽tsugaru恋歌koiuta アイヤaiya 流nagaれre節bushi
龍飛崎tappizakiからkara はぐれたhagureta雪yukiかka
白shiroいi一hiとto片hira わたしのwatashino胸muneにni
あなたのanatano愛aiをwo 連tsuれてくるretekuru
生iきてみせますkitemisemasu 待maってtteゝほしいhoshii
ふたりをfutariwo結musuんだnda そのうたはsonoutaha
津軽tsugaru恋歌koiuta アイヤaiya 流nagaれre節bushi