日暮ひぐれ 山やまの端は 月つきの影かげ
瀬音せおとせつない 橋はしの上うえ
書かいて出だせない 恋文こいぶみを
流ながせばあなたに 届とどくでしょうか
湯本ゆもと湯ゆの町まち 音信おとずれ川がわよ
ひとり湯ゆあがり 浴衣ゆかた帯おび
そぞろ歩あるけば 赤あかい橋はし
心細こころぼそさに 愛いとしさに
濡ぬらした袂たもとが 見みえるでしょうか
春はるはいつ来くる 音信おとずれ川がわよ
夢ゆめが降ふるよな 星ほしの宿やど
旅人ひとのなさけが 身みにしみる
忍しのぶこの恋こい 続つづけたら
連つれ添そう螢ほたるに なれるでしょうか
あなた逢あいたい 音信おとずれ川がわよ
日暮higuれre 山yamaのno端ha 月tsukiのno影kage
瀬音seotoせつないsetsunai 橋hashiのno上ue
書kaいてite出daせないsenai 恋文koibumiをwo
流nagaせばあなたにsebaanatani 届todoくでしょうかkudesyouka
湯本yumoto湯yuのno町machi 音信otozure川gawaよyo
ひとりhitori湯yuあがりagari 浴衣yukata帯obi
そぞろsozoro歩aruけばkeba 赤akaいi橋hashi
心細kokorobosoさにsani 愛itoしさにshisani
濡nuらしたrashita袂tamotoがga 見miえるでしょうかerudesyouka
春haruはいつhaitsu来kuるru 音信otozure川gawaよyo
夢yumeがga降fuるよなruyona 星hoshiのno宿yado
旅人hitoのなさけがnonasakega 身miにしみるnishimiru
忍shinoぶこのbukono恋koi 続tsuduけたらketara
連tsuれre添soうu螢hotaruにni なれるでしょうかnarerudesyouka
あなたanata逢aいたいitai 音信otozure川gawaよyo