天竜峡 歌詞 水森かおり ふりがな付

心こころからあなたを愛あいした 夏なつの日ひの
やさしい時間じかんは 巻まきもどせない
綿虫わたむしが 風かぜに舞まう 細ほそい道みち
儚はかない命いのちの いとおしさ
天竜てんりゅう峡きょうは 山深やまふかく
なぜか涙なみだが こぼれて落おちる

たわむれに鐘かねをついたら ジンときて
ふさいだ気持きもちが すこしは晴はれた
あの頃ころは 二人ふたりして しあわせを
築きずいていけると 信しんじてた
天竜てんりゅう峡きょうは 霧きりの中なか
せめて心こころに 明あかりがほしい

あなたから身みを引ひくつもりの 旅たびなのに
今いまでも答こたえは 見みつかりません
この先さきは ひとりでも 泣なかないで
後あとを見みないで 行いけますか
天竜てんりゅう峡きょうは 秋あき深ふかく
つるべ落おとしに 夕日ゆうひが沈しずむ