それは夜よるの空そらに色濃いろこく咲さいた
音おとは肩かたすくめ 遅刻ちこくしてきた
「デートの時ときのさ、君きみと僕ぼくみたいだ。」
光ひかりと音おと 哀かなしいほど揃そろわない二人ふたり
なのに君きみは「綺麗きれいね。」と一言ひとこと
横顔よこがお染そめる花光はなびかりに 僕ぼくが脈打みゃくうつ
並ならび笑わらう 「これも花火はなびだね。」
つられ笑わらう 抱だきしめた距離きょりで
君きみのその白しろい肌はだに 反射はんしゃする虹色にじいろの光ひかり
同時どうじに鳴なる僕ぼくの鼓動こどうはまるで…
8月がつの夜よるのぬる風かぜに乗のり
虫むしたちが踊おどる川原かわらでキスを
君きみの手てにとまる蚊かを睨にらみつけても
上あがった心拍数しんぱくすうは下さがっちゃくれないよ
大玉おおだまが空そらを染そめ上あげてく度たび
可愛かわいくなる君きみの顔かおと 赤あかくなる僕ぼく
並ならび笑わらう 「これも花火はなびだね。」
つられ笑わらう 抱だきしめた距離きょりで
君きみのその白しろい肌はだに 反射はんしゃする虹色にじいろの光ひかり
同時どうじに鳴なる僕ぼくの鼓動こどうで打うち上あげた
光ひかりと音おとが 君きみと僕ぼくとが重かさなる
愛あいを唄うたうカルテット
僕ぼくは小声こごえで 花火はなびさんに
「ありがとう。赤あかく赤あかく染そまった頬ほお隠かくしてくれて。」
それはsoreha夜yoruのno空soraにni色濃irokoくku咲saいたita
音otoはha肩kataすくめsukume 遅刻chikokuしてきたshitekita
「デdeートtoのno時tokiのさnosa、君kimiとto僕bokuみたいだmitaida。」
光hikariとto音oto 哀kanaしいほどshiihodo揃soroわないwanai二人futari
なのにnanoni君kimiはha「綺麗kireiねne。」とto一言hitokoto
横顔yokogao染soめるmeru花光hanabikariにni 僕bokuがga脈打myakuuつtsu
並naraびbi笑waraうu 「これもkoremo花火hanabiだねdane。」
つられtsurare笑waraうu 抱daきしめたkishimeta距離kyoriでde
君kimiのそのnosono白shiroいi肌hadaにni 反射hansyaするsuru虹色nijiiroのno光hikari
同時doujiにni鳴naるru僕bokuのno鼓動kodouはまるでhamarude…
8月gatsuのno夜yoruのぬるnonuru風kazeにni乗noりri
虫mushiたちがtachiga踊odoるru川原kawaraでdeキスkisuをwo
君kimiのno手teにとまるnitomaru蚊kaをwo睨niraみつけてもmitsuketemo
上aがったgatta心拍数shinpakusuuはha下saがっちゃくれないよgatchakurenaiyo
大玉oodamaがga空soraをwo染soめme上aげてくgeteku度tabi
可愛kawaiくなるkunaru君kimiのno顔kaoとto 赤akaくなるkunaru僕boku
並naraびbi笑waraうu 「これもkoremo花火hanabiだねdane。」
つられtsurare笑waraうu 抱daきしめたkishimeta距離kyoriでde
君kimiのそのnosono白shiroいi肌hadaにni 反射hansyaするsuru虹色nijiiroのno光hikari
同時doujiにni鳴naるru僕bokuのno鼓動kodouでde打uちchi上aげたgeta
光hikariとto音otoがga 君kimiとto僕bokuとがtoga重kasaなるnaru
愛aiをwo唄utaうuカルテットkarutetto
僕bokuはha小声kogoeでde 花火hanabiさんにsanni
「ありがとうarigatou。赤akaくku赤akaくku染soまったmatta頬hoo隠kakuしてくれてshitekurete。」