春霞はるがすみ ぽつりぽつりと
咲さく花はなに 呼よばれて
不思議ふしぎな声こえがするのよ
幼おさない肌はだに 蝶々ちょうちょうがとまり
優やさしい風かぜが
喜よろこびの種たねを運はこぶの
季節きせつは流ながれ流ながれて無情むじょう
徒然つれづれなるままの姿すがた
夜よるをほどいて優やさしく深ふかく艶あでやかに
詠うたう あなたは
まるで今宵こよいの月つきのよう
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
さよならの意味いみを 教おしえてくれないか
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
その罪つみが晴はれたら 別わかれはもうじきなのかい 姫ひめよ
八月はちがつの穂ほ張ばり月夜つきよに
照てらされた都とは
喜怒きどや哀楽あいらくに溢あふれて
おいで おいで おいでよって手招てまねき
ああ夜よるの風かぜには 決けっして払はらえぬ過あやまち
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
月つきにはいい人ひとや 喜よろこびはあるかい
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
その罪つみが晴はれても 悲かなしみはまだ癒いえぬかい 姫ひめよ
姫ひめよ 姫ひめよ
どこへ 行いくの
姫ひめよ 誰だれより 愛いとしい我わが姫ひめよ
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
さよならの意味いみを 教おしえてくれないか
ああ姫ひめよ ああ姫ひめよ
その罪つみが晴はれたら 別わかれはもうじきなのかい 姫ひめよ
春霞harugasumi ぽつりぽつりとpotsuripotsurito
咲saくku花hanaにni 呼yoばれてbarete
不思議fushigiなna声koeがするのよgasurunoyo
幼osanaいi肌hadaにni 蝶々chouchouがとまりgatomari
優yasaしいshii風kazeがga
喜yorokoびのbino種taneをwo運hakoぶのbuno
季節kisetsuはha流nagaれre流nagaれてrete無情mujou
徒然tsuredureなるままのnarumamano姿sugata
夜yoruをほどいてwohodoite優yasaしくshiku深fukaくku艶adeやかにyakani
詠utaうu あなたはanataha
まるでmarude今宵koyoiのno月tsukiのようnoyou
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
さよならのsayonarano意味imiをwo 教oshiえてくれないかetekurenaika
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
そのsono罪tsumiがga晴haれたらretara 別wakaれはもうじきなのかいrehamoujikinanokai 姫himeよyo
八月hachigatsuのno穂ho張baりri月夜tsukiyoにni
照teらされたrasareta都toはha
喜怒kidoやya哀楽airakuにni溢afuれてrete
おいでoide おいでoide おいでよってoideyotte手招temaneきki
ああaa夜yoruのno風kazeにはniha 決kextuしてshite払haraえぬenu過ayamaちchi
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
月tsukiにはいいnihaii人hitoやya 喜yorokoびはあるかいbihaarukai
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
そのsono罪tsumiがga晴haれてもretemo 悲kanaしみはまだshimihamada癒iえぬかいenukai 姫himeよyo
姫himeよyo 姫himeよyo
どこへdokohe 行iくのkuno
姫himeよyo 誰dareよりyori 愛itoしいshii我waがga姫himeよyo
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
さよならのsayonarano意味imiをwo 教oshiえてくれないかetekurenaika
ああaa姫himeよyo ああaa姫himeよyo
そのsono罪tsumiがga晴haれたらretara 別wakaれはもうじきなのかいrehamoujikinanokai 姫himeよyo