赤あかい夕陽ゆうひに 翼つばさを染そめて
どこへ帰かえるか 鴎かもめどり
海峡かいきょう越こえて 行いったなら
おまえの側そばに 行いけるだろうか
波なみか泣なく 風かぜが泣なく 俺おれも泣なきたい
黄昏たそがれ海峡かいきょう 流ながれてひとり
「陰かげであなたを 支ささえていたい」
云いった言葉ことばが 聞きこえるよ
こんなに深ふかい 恋心こいごころ
離はなれたあとで きづいた俺おれさ
夢ゆめを追おい 過去かこを追おい おまえ追おいかけ
黄昏たそがれ海峡かいきょう 流ながれてひとり
霧きりに抱だかれて 滲にじんで見みえる
おまえ住すんでる 町まちの灯ひが
凍こごえる胸むねの その隙間すきま
やさしい腕うでで 温ぬくめておくれ
影かげが揺ゆれ 汽笛きてき揺ゆれ 心こころ揺ゆれるよ
黄昏たそがれ海峡かいきょう 流ながれてひとり
赤akaいi夕陽yuuhiにni 翼tsubasaをwo染soめてmete
どこへdokohe帰kaeるかruka 鴎kamomeどりdori
海峡kaikyou越koえてete 行iったならttanara
おまえのomaeno側sobaにni 行iけるだろうかkerudarouka
波namiかka泣naくku 風kazeがga泣naくku 俺oreもmo泣naきたいkitai
黄昏tasogare海峡kaikyou 流nagaれてひとりretehitori
「陰kageであなたをdeanatawo 支sasaえていたいeteitai」
云iったtta言葉kotobaがga 聞kiこえるよkoeruyo
こんなにkonnani深fukaいi 恋心koigokoro
離hanaれたあとでretaatode きづいたkiduita俺oreさsa
夢yumeをwo追oいi 過去kakoをwo追oいi おまえomae追oいかけikake
黄昏tasogare海峡kaikyou 流nagaれてひとりretehitori
霧kiriにni抱daかれてkarete 滲nijiんでnde見miえるeru
おまえomae住suんでるnderu 町machiのno灯hiがga
凍kogoえるeru胸muneのno そのsono隙間sukima
やさしいyasashii腕udeでde 温nukuめておくれmeteokure
影kageがga揺yuれre 汽笛kiteki揺yuれre 心kokoro揺yuれるよreruyo
黄昏tasogare海峡kaikyou 流nagaれてひとりretehitori