あっちのあいつがこっちの私わたしに
声こえをかけている
その時ときふたりが初はじめて互たがいの顔かおを知しる
こっちの私わたしはあっちのあいつを
きつく睨にらみつけ
冷さめた口調くちょうでなじるように こう語かたる
諦あきらめなさい 足掻あがきは見苦みぐるしい
自分じぶんの都合つごうで暴あばれるな
だめだめもう遅おそい
甘あまやかし過すぎた過去かこを
今いまこそかえりみる その時ときが来きた
あっちのあいつはこっちの私わたしを
悪あくに仕立したて上あげ
それがいつもの奴やつらの手口てぐちだ耳みみを貸かすな
こっちの私わたしとあっちあいつじゃ
話はなしができない
まるで言葉ことばの違ちがう国くにの異邦人いほうじん
優やさしくしたら すぐつけあがるから
仏ほとけの心こころも意味いみがない
だめだめもう遅おそい
港みなとに船ふねが来きている
別わかれの時ときが来きた その時ときが今いま
あっちのあいつがこっちのatchinoaitsugakotchino私watashiにni
声koeをかけているwokaketeiru
そのsono時tokiふたりがfutariga初hajiめてmete互tagaいのino顔kaoをwo知shiるru
こっちのkotchino私watashiはあっちのあいつをhaatchinoaitsuwo
きつくkitsuku睨niraみつけmitsuke
冷saめたmeta口調kuchouでなじるようにdenajiruyouni こうkou語kataるru
諦akiraめなさいmenasai 足掻agaきはkiha見苦miguruしいshii
自分jibunのno都合tsugouでde暴abaれるなreruna
だめだめもうdamedamemou遅osoいi
甘amaやかしyakashi過suぎたgita過去kakoをwo
今imaこそかえりみるkosokaerimiru そのsono時tokiがga来kiたta
あっちのあいつはこっちのatchinoaitsuhakotchino私watashiをwo
悪akuにni仕立shitaてte上aげge
それがいつものsoregaitsumono奴yatsuらのrano手口teguchiだda耳mimiをwo貸kaすなsuna
こっちのkotchino私watashiとあっちあいつじゃtoatchiaitsuja
話hanashiができないgadekinai
まるでmarude言葉kotobaのno違chigaうu国kuniのno異邦人ihoujin
優yasaしくしたらshikushitara すぐつけあがるからsugutsukeagarukara
仏hotokeのno心kokoroもmo意味imiがないganai
だめだめもうdamedamemou遅osoいi
港minatoにni船funeがga来kiているteiru
別wakaれのreno時tokiがga来kiたta そのsono時tokiがga今ima