aNYmORE 歌詞 宮川大聖 ふりがな付

ああ 凍こおりついた
時間じかんだけがいま
ゆるやかに廻まわっていく
君きみの口くちから
零こぼれていく欠片かけらに
目めを奪うばわれる

頭あたまが真まっ白しろになった
見覚みおぼえのない記憶きおくに満みちた
日記帳にっきちょう すべてが蜃気楼しんきろうみたいに
わたしの手てを離はなれていく
裏切うらぎりの痕跡こんせき 惨みじめに
蜜みつに溺おぼれるわたしを尻目しりめに
君きみは誰だれかと笑わらっていた
最初さいしょから全部ぜんぶが嘘うそだったの?

わたしじゃない誰だれかと
重かさならないままで
いられはしなかった?
傷きずをつけるためなら
どれだけ良よかったか
涙なみだも枯かれたあと
止とめられないfrustration
屈託くったくなく笑わらう君きみと
崩くずれ落おちて消きえていく自尊心じそんしんを
もうきっとやり直なおせない
何なにかがぷつりと切きれた

壊こわれてしまった均衡きんこうが
あの日ひ抱だいた想おもいも
心臓しんぞうが高鳴たかなる感覚かんかくももう手放てばなした
わたしの中なかの暖あたたかい色いろ
ぜんぶ抜ぬけて濁にごっていった
いまここにあるのは真まっ黒くろ だけ
どれ だけ 叫さけん でも
あなたはわたしを取とり戻もどせない

散ちらかり放題ほうだいの小ちいさな部屋へや
目めを覚さましても悪夢あくむが離はなれない
眠ねむりの中なかへ逃のがれたいと叫さけぶ
また空そらの容器ようきが転ころがった
「誰だれのために生いきているんだ」って
心こころ巣食すくう悪魔あくまが囁ささやく
何なにも知しらずあなたは輝かがやく
Believe it more, and believe it more
復讐ふくしゅうしなきゃいけないな
あたしだけがただ割わりを食くうのはな
強迫観念きょうはくかんねん Do or Die
収束しゅうそくは無ない ただ終おわらせたい
この煙けむりに溶とけて消きえていければいいのに
その前まえにあなたが消きえていけばいいのに

ああ もう全部ぜんぶ終おわりにしよう
わたしの人生じんせいごとあなたを終おわらせる
ああ 居いるはずのない神かみに
中指なかゆび立たてたままナイフを突つき刺さした