ありふれたシャンソン 歌詞 五木ひろし ふりがな付

他人ひとごとじゃ ないみたい
あのひとが 別わかれたって
あんなにも愛あいし あんなにも尽つくし
うらやんでいたのに

笑わらわない女おんなになり
疲つかれたと溜息ためいきつき
もうふたたび 男おとこには
夢見ゆめみたりはしないって

わからないものね 男おとこと女おんな
とてもありふれたシャンソン
時ときのいたずらに遊あそばれて
不幸ふこうになるなんて

あのひとは ご存知ぞんじね
いい女おんな だったから
誰だれからも好よかれ 目立めだってたけれど
面影おもかげもないのよ

酔よいどれになりそうだと
似合にあわない言葉ことばを吐はき
指環ゆびわのない手てを見みせて
軽かる過すぎると云いってたわ

罪つみなものね 男おとこと女おんな
作つくりものめいたシャンソン
純じゅんないいひとを いじめたり
道化どうけにするなんて

わからないものね 男おとこと女おんな
とてもありふれたシャンソン
時ときのいたずらに遊あそばれて
不幸ふこうになるなんて